カミソリでムダ毛処理したい!メリットや使用方法、注意点も解説

ボディケア
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お金をかけずにムダ毛処理できる手軽な方法のひとつが、カミソリの使用です。一方で、カミソリによる自己処理は、誤った方法で行うと肌を傷めたりかゆくなったりします。

今回は、「安く簡単にムダ毛処理したいけど、肌トラブルが不安」という方へ、カミソリを使用するメリットや正しい処理方法を解説します。

カミソリでのムダ毛処理は肌トラブルにつながりやすい

カミソリでムダ毛を処理して肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりした経験はないでしょうか。これはよく「カミソリ負け」と言われています。

刃が直接肌に当たることで、肌表面の細かな凹凸に傷が付き、そこから細菌が入りやすくなります。これによって肌に炎症が起きることでカミソリ負けを引き起こします。

このほかにも肌表面の角質が剥がれて乾燥しやすくなったり、色素沈着・黒ずみに繋がったりすることがあります。いずれも刃が直接肌に当たることで、肌にダメージが起こっている状態です。

ムダ毛処理は男女問わず日常的な問題だからこそ、正しい剃り方やアフターケアの方法を理解して肌への負担を減らし、肌トラブルを防ぐ意識が大切です。

カミソリでムダ毛処理するメリット

カミソリを使用したムダ毛処理には、いくつかのメリットがあります。ここでは代表的なメリットを2つ紹介します。

手軽かつ短時間で処理できる

カミソリによるムダ毛処理のメリットは、手軽かつ短時間で終えられることです。自宅でできるムダ毛処理の方法は複数あり、中には1回あたりのコストが大きかったりするものや、痛みや肌トラブルのリスクが懸念されるものもあります。

例えば、電動シェーバーやローラー式脱毛器、家庭用光美容器などの電化製品を使用する場合、まず商品の購入が必要です。数千円するものから1万円以上する商品まであり、さらに電池代または充電代がかかります。ほかにも、脱毛ワックスは一度に多くの毛を処理できる反面、激痛をともなう場合や、肌トラブルのリスクがあり、使用者を選ぶ方法です。

その点、カミソリならドラッグストアやコンビニで数百円から購入でき、広い範囲を素早く処理できます。処理中に痛みをともなう心配もなく、正しい方法で予防すれば、肌トラブルのリスクも最小限に抑えることが可能です。

使用可能な部位が多い

カミソリにはさまざまなサイズやタイプがあります。髭用やボディ用、デリケートな部分用など、体の部位に応じた専用のカミソリが複数販売されています。使用できる用途が広いため、広範囲のムダ毛処理におすすめです。例えば、除毛クリームは刺激が強く、顔周りや粘膜部分周辺などは使用できない商品がほとんどです。

カミソリなら、ボディソープやシェービングフォームで肌を保護しつつ、さまざまな部位のムダ毛を剃れます。

カミソリでムダ毛のないツルツル肌に!ダメージを抑えて処理する方法

極力ダメージを抑えつつも、カミソリでムダ毛のないツルツル肌にするにはポイントを押さえておく必要があります。

押さえておくべき6つのコツを紹介するので、普段できているかチェックしてみましょう。

毛の生え方に沿って剃る

毛の生え方に沿って剃るように心がけると、肌への負担を抑えられます。

毛の流れに沿って剃る(順剃り)と毛が引っ掛かることなく滑らかに剃れるため、無駄な力が入らず肌を傷つけにくくなっています。

例えば、足なら膝からくるぶしに向けて、腕なら肘から手に向けてなど、ムダ毛の生え方を見て流れに逆らわずに剃りましょう。

とはいえ、順剃りだけでは剃り残しが生まれやすいので、気になる部位は毛の流れに逆らって剃ります(逆剃り)。肌への負担を抑えるように、短いストロークで優しく剃りましょう。

また順剃り・逆剃りにかかわらず、力が入ると肌に余計な圧力が掛かり肌ダメージにつながるため、ムダ毛を剃る際はあまり力を入れずにカミソリのヘッド全体を肌に当て、優しくゆっくり剃るのがコツです。

脇など湾曲部位は皮膚をしっかり伸ばす

湾曲した剃りにくい部位は、皮膚をしっかり伸ばして少ない回数で剃りましょう。

脇や顎の下など、湾曲した部位のムダ毛は剃りにくく何度もカミソリを当てがち。しかし刃を当てる回数が多いほど、肌へのダメージが増します。

少ない回数でサッと剃れるように、皮膚をピンと伸ばして剃りやすくなるよう工夫しましょう。

例えば、脇の場合は、腕を頭上までしっかりと上げると皮膚が伸びて剃りやすくなります。

どうしてもムダ毛が残ってしまう場合は、毛の流れと反対方向に皮膚をひっぱると毛が起きて処理しやすくなります。

毛を温めて柔らかくする

毛を温めて柔らかくすることで、剃りやすくするのも大切です。毛は思っているよりも固く、そのままだと上手く剃れず引っかかってしまいます。

引っかかったり何度も剃ったりすると肌へのダメージにつながるため、毛を柔らかくしましょう。蒸しタオルや入浴などで、毛を温めるのが効果的です。

特に脇毛はほかの部位に比べて毛が硬いため、十分に柔らかくしてから剃る必要があります。

ムダ毛処理する際は、入浴後の毛が柔らかい時間に行うと効率的です。入浴中は雑菌が侵入しやすいため、避けるのがおすすめです。

シェービング用のジェル・クリームを使用する

シェービング用のジェル・クリームを使用して、肌への負担を軽減しましょう。

カミソリは刃が直接肌に触れるので、シェービング用のジェル・クリームを使って肌を保護し、滑りを良くする必要があります。

石鹸やボディソープなどで代用する方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで洗浄用のため専用品より滑りが足りず肌へ負担がかかってしまいます。

また肌を保護したりムダ毛を柔らかくしたりする成分が配合されている場合もあるので、肌への負担が気になるならシェービング用のジェル・クリームが最適です。

顔に使用する場合は、薄く伸ばせるクリームタイプやジェルタイプだと、剃る部分が見えやすくおすすめです。

凹凸部分も剃りたいなら可動式ヘッドを選ぶ

凸凹部分も綺麗に剃りたい場合は、可動式ヘッドのカミソリを選ぶのがおすすめです。

例えば脇や肘などは、通常のヘッド部分が動かないカミソリでは、肌から刃が浮いてしまい均一に剃りづらいです。

可動式ヘッドであれば凹凸にフィットしてくれるので、凹凸を気にせず綺麗にムダ毛を剃れます。

また最小限の回数で剃れるため、肌への負担を軽減する効果もあります。

剃り終わったら必ず保湿する

剃り終わったら必ず保湿して、肌へのダメージを抑えましょう。

いくら肌への負担を抑えるよう丁寧に剃毛していても、カミソリの刃を肌に当てている以上どうしても肌への負担はかかります。

カミソリ使用後の肌は、バリア機能である「角質」が剥がれて敏感な状態。そのままでは乾燥肌やカミソリ負けなどの肌荒れが起きやすくなっています。

ほかにも、下記のような肌トラブルの原因になりかねません。

・赤み
・ブツブツ
・毛穴の黒ずみ

せっかく美容のためにムダ毛を処理しても、肌の状態が悪化するようでは見た目に悪影響が出てしまいます。

また皮膚が乾燥すれば、ムダ毛処理後にチクチクしやすくなるのもネックです。

化粧水やボディクリームなどで保湿して、肌トラブルを防いで美しい状態を保ちましょう。

【部位別】ムダ毛処理のポイント

カミソリによるムダ毛処理は、正しい方法で行えば、肌への負担を軽減できます。ここでは、体の部位別にカミソリを使用したムダ毛処理のポイントを解説します。

部位1|腕

腕のムダ毛を処理するときは、肌が乾いた状態で行わないようにしましょう。例えば、バスタイムなら体毛が水分を含んで柔らかくなっている上に、ボディソープで肌との摩擦対策ができます。

浴室では、処理後にたっぷりのお湯やシャワーで洗い流せるため、可能であればバスタイム中の処理がおすすめです。

毛を剃るときは、まずシェービングフォームまたは泡立てたボディソープをつけます。剃る部分を確認しつつ処理したいなら、透明なジェルタイプのシェービング剤を検討しましょう。

毛の流れに対して45度の角度でカミソリを当て、滑らせるように剃ります。お風呂からあがったら、刺激の少ないローションや乳液、専用のケアアイテムなどでしっかり保湿するとカミソリ負け対策になります。

関連記事:腕毛をカミソリで処理する方法は?肌荒れしないやり方を解説

部位2|脇

脇毛を剃るときは、清潔にしてから処理しましょう。あらかじめ汚れを落としておくと、処理したときに毛穴や傷口に雑菌が侵入するのを防げます。肌トラブルを回避するためには、清潔な状態での処理が大前提です。

基本は毛の流れに沿ってカミソリを滑らせます。いろいろな方向から毛が生えているので、カミソリの刃も一方の方向だけで使用しないことが綺麗に剃るコツです。

加えて、力の入れすぎにも注意しましょう。シワや凹凸のある部分は肌を引っ張って平らな状態にすると、剃り残しができにくくなります。腕の毛と同じく、ローションなどでのアフターケアも忘れずに行うことが大切です。

関連記事:脇毛の正しい剃り方!ツルツルに剃るためのコツと注意点

部位3|背中

背中も汗や皮脂などで汚れているため、まずは肌を清潔な状態にしてから処理しましょう。背中のムダ毛は、自分の目で見て確認しながら剃ることが困難です。合わせ鏡を活用しつつ、毛の流れに沿ってカミソリを当てると綺麗に剃れます。

注意点は肌のコンディションを優先することです。ニキビや日焼け、かゆみなど肌トラブルがあるときは、無理に処理をするべきではありません。

通常のカミソリでは処理が難しいときは、背中用のシェーバーがおすすめです。他の部位と同じく処理後はきちんとローションなどのアフターケアで肌を優しくいたわることで、カミソリ負けの予防となります。

関連記事:背中の毛を自分で処理するには?カミソリ負けの対処法も解説

部位4|すね

カミソリ負け対策をしつつ綺麗にすね毛を処理するためには、まず毛を柔らかくしましょう。

蒸しタオルを当てて温めると、毛が柔らかくなり、カミソリへの抵抗が少なくなります。チクチク感が残りにくくなるメリットもあります。

肌の負担を抑えるためには、シェービング剤の活用も有効です。毛の流れに沿って丁寧に剃り、仕上げにローションなどでアフターケアを行いましょう。

関連記事:カミソリで、すね毛をツルツルにする方法は?チクチクしない剃り方を紹介

カミソリでのムダ毛処理で覚えておきたい注意点

カミソリでムダ毛処理する際に、肌へダメージを与えないための注意点が3つあります。無意識の内にうっかりやってしまわないように、注意点を覚えておきましょう。

カミソリは清潔な状態を保つ

カミソリは清潔な状態を保てるように、常に意識しましょう。

雑菌が繁殖した不衛生なカミソリを使うと、小さな傷や毛穴から雑菌が入り炎症を起こしやすくなります。

使用後はカミソリの刃に残っている毛・角質を十分に洗い流すのはもちろん、しっかりと乾燥させることが大切です。

お風呂場や洗面所などに置きがちですが、湿気の多い場所で放置しているとサビやカビの原因にも。水気を取って風通しの良い場所で保管して、清潔さを保ちましょう。

切れ味の悪いカミソリは使わない

切れ味の悪いカミソリはすぐに交換し、使わないよう注意してください。

カミソリの切れ味が落ちてくると、力を入れ過ぎたり同じ部分を何度も剃ったりしやすくなります。肌への負担が大きくなり、カミソリ負けや肌トラブルの原因になってしまいます。

カミソリの刃は、こまめに交換して切れ味の良い状態を保ちましょう。

切れ味鋭く肌への負担が少ないカミソリを探しているなら、一枚刃カミソリの「HENSON SHAVING」がおすすめです。

宇宙工学で培われた精密技術によって製造されており、刃の露出が最小限になっていることに加え、刃がブレないおかげで肌を傷つけにくくなっています。

またカットした毛やクリームが裏側の溝から排出されるため、洗浄しやすく清潔な状態を保ちやすいのもポイントです。

肌が敏感な時期は避ける

肌が敏感な時期は肌トラブルにつながりやすいため、できるだけ剃毛しないよう心がけましょう。

例えば日焼けの直後や体調が悪いとき、生理の前後などは、肌が敏感になりがちです。

カミソリ負けや肌荒れにつながる可能性が高いため、無理に処理せず敏感な時期が終わってから剃りましょう。

まとめ

カミソリは他の自己処理方法に比べると、安く手軽にムダ毛対策できるメリットがあります。ただし、肌トラブルのリスクを避けるためには、正しい方法で処理することが大切です。

カミソリも、数千円程度のお金をかけると肌に負担が少ない商品が購入できます。「肌トラブルが気になるけど、ムダ毛処理に何万円もの大金はかけたくない」と悩んでいる方は、肌への負担に配慮した高性能のカミソリを検討してみてはいかがでしょうか。

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