シェービングクリームの代用に使えるアイテムと注意点を紹介

カミソリ
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肌を傷つけずにムダ毛や髭をきれいに処理するには、毛を柔らかくして摩擦を最小限に抑えてくれるシェービングクリームを使うのが鉄則です。

とはいえ、シェービングクリームが切れてしまったり、出張・旅行先でシェービングクリームを忘れたりなど、手元にない場合は代用品の使用も検討しましょう。ただし、シェービングクリームの代用品として、不適切なアイテムもあります。

この記事では、緊急時の選択肢として代用できるアイテムを紹介するので、緊急時の選択肢として覚えておきましょう。

シェービングクリームの代用品になるアイテム

本来はシェービングクリームを使用すべきですが、何も付けずに剃ると肌へのダメージが大きく、けがにつながる可能性もあります。緊急時にシェービングクリームの代用品になるアイテムと、その使用方法を解説します。

化粧水・ローション

シェービング剤の一種として「プレシェーブローション」があるように、化粧水やローションをシェービングクリームの代用として使用できます。

ひと口に化粧水といっても、しっとりタイプやさっぱりタイプなど多種多様な種類がありますが、刃の滑りが良くなるのは「さっぱり系」です。特に、マイルドな使用感で肌への刺激が少ないものなら、敏感肌の方でも使えます。

【使い方の手順】
・全体ではなく複数箇所に分け、小さな面積に少量ずつ塗り、剃り広げていく
・剃毛後は保湿ケアを行う

ボディクリーム

ボディクリームは、保湿成分が配合された製品が多く、適度に刃の滑りが良くなるためシェービングクリームの代用になります。

ボディクリームは油分が高く保湿力が強いため、シェービングクリームの使用目的である「保湿」と「摩擦の軽減」をそれぞれ満たしてくれます。

余っているボディクリーム・ハンドクリーム・ボディミルクなどがあれば、代用してみましょう。

【使い方の手順】
・ボディクリームをシェービング箇所に馴染ませて剃る
・適度に刃を洗い流しながら剃る
・剃毛後は保湿して肌をケアする

持ち手にボディクリームが付くと滑りやすく危険なので、刃だけでなく手もこまめに洗い流しながら剃ると安心です。

コンディショナー・トリートメント

コンディショナーやトリートメントも、シェービングクリームの代用品に適しています。

そもそもシェービングクリームには毛を柔らかくする成分が含まれており、硬い毛を剃りやすくしたり、毛が引っ掛かって肌が傷つくのを防いでくれたりする効果があります。コンディショナーやトリートメントにも似た成分が含まれているため、太く硬い髭・ムダ毛を柔らかくすることが可能です。

また刃の滑りが良くなるので、摩擦の軽減効果も見込めます。

【使い方の手順】
・少量のコンディショナー・トリートメントをシェービング箇所に塗布する
・しばらく放置し、毛を柔らかくしてから剃る
・ぬめりが残らないようにしっかり洗い流し、保湿する

コンディショナーやトリートメントは、カミソリの刃に残りやすく、目詰まりの原因になるため、使用後はしっかり洗い流しましょう。

カミソリの洗い方については、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:正しいカミソリの洗い方は?毛詰まりの取り方も解説

乳液

乳液は、肌を保湿してくれることに加え、潤滑油として滑らかな剃り心地を実現できるため、シェービングクリームの代用品に適しています。

シェービングクリームの代用品としての乳液は、ジェル状・ゲル状の商品よりも、保湿効果に優れており肌表面をしっとりさせてくれる「ミルク」「クリーム」タイプの乳液がおすすめです。

【使い方の手順】
・少し多めに乳液を手に取り、シェービング箇所に塗る
・1分ほど待ち、毛が柔らかくなったら剃る
・きれいに洗い流し、保湿ケアをする

ワセリン

肌の乾燥を防ぐのに使用される「ワセリン」も、シェービングクリームの代用品になります。

ワセリンは、化粧水や乳液以上にしっとり感が強く、肌を保護しながら髭・ムダ毛を剃れます。価格が安く購入しやすいため、気兼ねなく使えるのもメリットです。

ただし、ワセリンを触った持ち手は滑りやすくなるため、カミソリを落とさないように注意しましょう。

【使い方の手順】
・ワセリンをシェービング箇所に塗ってから剃る
・きれいに洗い流したら肌を保湿する

ワセリンは粘度が高く、カミソリの刃に付着したまま放置しておくと、固まって取れなくなる可能性があります。しっかり洗ったつもりでも残っている場合があるので、使用後はカミソリをぬるま湯に漬けて洗い流しましょう。

オイル類

シェーバーオイルの代用品として、オイル類を使用する方法もあります。

そもそもシェーバーオイルとは、オイルが薄い膜を張って肌を保護・保湿しながら、スムーズに剃れるアイテムです。透明なので剃る部分を確認しやすく、剃り残しや二度剃りの心配もありません。

シェーバーオイルの代わりに使えるオイルとしては、下記があげられます。

・オリーブオイル
・ココナッツオイル
・ホホバオイル
・ベビーオイル など

【使い方の手順】
・剃りたい箇所にまんべんなくオイルを塗る
・余分な油や毛を取り除くため、カミソリをすすぎながら剃っていく
・剃毛後は洗い流し、保湿する

洗顔フォーム&コンディショナー

洗顔フォームとコンディショナーを1:1で混ぜて泡立てることで、シェービングクリームの代用品を作れるのを知っていましたか。

自宅はもちろん、ホテルや旅館などの出先でも備え付けのもので代用できます。肌の上で滑らかに伸びやすく、快適にシェービングしやすいのもメリットです。

【使い方の手順】
・洗顔フォームとコンディショナーを1:1の割合で混ぜて泡立てる
・シェービング箇所に塗ってカミソリで剃る
・きれいに洗い流したら肌を保湿する

簡単に作成できるものの、人によっては肌荒れを起こすリスクもあり、敏感肌の方は要注意です。

シェービングクリームの代用品におすすめできないアイテム

シェービングクリームの代用品として、シャンプーやボディソープ、石鹸など洗浄力の強いアイテムはおすすめできません。

これらには「汚れを落とす」ことを目的とした強い洗浄成分が含まれているため、肌に必要な油分まで奪われ、乾燥しやすくなります。肌が乾燥するとバリア機能が弱まり、剃った後の「カミソリ負け」の原因にもなります。

また、あくまで洗浄成分が中心であり、肌を保護したりムダ毛を柔らかくしたりする成分が配合されていない点も、代用品として適していない理由です。

シェービングクリームの代用品を使用するときの注意点

シェービングクリームの代用品を使用するときに、押さえておきたい注意点を2つ解説します。事前に注意点を把握しておくことで、代用品を使用した際の肌へのダメージを抑えてください。

代用品はたっぷりと使用する

シェービングクリームの代用品は、たっぷりと使用しましょう。

使用量が少ないと、カミソリの刃がうまく滑らず剃りにくくなったり、肌を傷つけやすくなったりする可能性があります。

基本的に代用品は、シェービングクリームほど潤滑油としての働きが見込めないため、たっぷり使用するのが大切です。

シェービング後はしっかり保湿する

シェービング後は、しっかり保湿して肌をケアすることが大切です。

シェービング後の肌は、カミソリの刺激・摩擦によって肌の水分が失われており、乾燥でカサついたり刺激に弱くなったりします。

肌のバリア機能が失われていることから、そのまま放置すると、カミソリ負けや赤みなどの肌トラブルにつながりかねません。特に代用品では、シェービングクリームほど肌を守れず、ダメージが増えやすい傾向があります。そのため、シェービング後には肌の潤い補充が欠かせません。

保湿に使う化粧水や保湿クリームは、髭・ムダ毛処理後の敏感肌でも使用できる低刺激のものがおすすめです。

また、ほかにも肌への刺激を抑える方法として、一枚刃カミソリを使用するのもおすすめです。

関連記事:一枚刃カミソリのメリット5選!デメリットとおすすめ一枚刃をご紹介

まとめ

シェービングクリームの代用品としては、乳液やワセリン、コンディショナーなどが使用できます。

しかし、いずれもシェービングクリームほどの効果はなく、あくまでも緊急時の代用品です。肌への負担を抑えてきれいに剃るためには、シェービングクリームを使用しましょう。

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