「ムダ毛をきれいにしたいけど、すね毛の処理は肌が荒れやすい…」とお悩みの女性は多いのではないでしょうか。すねは乾燥してかゆくなりやすい部位なので、毛の処理をする際はなるべく肌の刺激を抑えることが重要です。
今回は、女性のすね毛を処理する方法を5つ紹介します。自己処理をする前に知っておきたい注意点や、すね毛が濃くなる原因も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
女性がすね毛を処理する方法
女性がすね毛を処理する5つの方法とそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
カミソリ
カミソリは、ムダ毛に沿ってなぞるだけで簡単に毛を深剃りできるアイテムです。安価で手に入る上に、剃り残しが少ない点がメリットです。
ただし、カミソリは皮膚に必要な表面の角質も剃ってしまうため、乾燥や肌荒れなどの肌トラブルを起こす可能性がある点に注意が必要です。
また皮膚にカミソリの刃が引っかかると、赤みやひりつきの原因になったりもします。カミソリを使用する際は必ずシェービング剤を使用しましょう。
自己処理による肌トラブルを抑えるためには、できるだけ肌への負担が少ない設計のカミソリを使うのも重要なポイントです。
「HENSON SHAVING」は刃の露出が0.033mmと髪の毛の半分程度なので、皮膚を傷つけにくいのにしっかり深剃りできるのが特徴です。38gの軽量設計で女性も扱いやすく、軽いタッチですね毛を剃るだけで肌を明るくきれいに見せられます。
電気シェーバー
電気シェーバーは、ムダ毛にそって滑らせるだけで毛を処理できる美容家電です。刃が直接触れない構造のため、肌への刺激を抑えながら自己処理できます。
ただし、電気シェーバーはカミソリのように深剃りできず、剃り残しが発生しやすい点がデメリットです。
何度も同じ箇所を往復すると赤みやブツブツなどのカミソリ負けを引き起こす原因になるため、できるだけ少ないストロークで剃りましょう。
関連記事:「カミソリと電動シェーバーは何が違う?どっちがおすすめ?」
除毛クリーム
除毛クリームは、薬剤を塗って時間を置き拭き取って洗い流すだけで表面のムダ毛を処理できるアイテムです。毛の主成分はたんぱく質のため、アルカリ性の化学薬剤で毛を溶かすことで処理できます。
除毛クリームは広範囲の毛を一気に処理できツルツルに仕上がりますが、強い薬剤によって毛だけでなく皮膚にもダメージを与えてしまう点がデメリットです。
とくに肌が弱い人・敏感肌の人は乾燥や赤みなどの肌トラブルを引き起こしやすいため、他の方法をおすすめします。
脱毛ワックス
脱毛ワックスとは、粘度の高い液体を肌とムダ毛に塗布し、乾燥させてから一気に剥がすことでムダ毛を処理するアイテムです。
毛根から抜くため、次のすね毛が生えてくるまでの期間が長くなり、自己処理の手間が少なくなります。
一方、広範囲の毛を一気に抜くため強い痛みを感じやすく、肌への負担が大きくなる点がデメリットです。除毛クリームと同様、肌が弱い人・敏感肌の人は乾燥や赤みなどの肌トラブルを引き起こしやすいため他の方法をおすすめします。
家庭用脱毛器
家庭用脱毛器は、自宅で簡単に毛を脱毛できる美容家電です。メラニン色素に反応する光を照射することで毛根の再生機能を破壊し、ムダ毛を減らします。
家庭用脱毛器を使えば次のムダ毛が生えてくるまでの期間が長くなり、頻繁に処理を行う必要がなくなります。
しかし価格が高く、機器の購入に7,000円〜50,000円ほどかかる点がデメリットです。
また家庭用脱毛器はサロンやクリニックで使用されている業務用の製品に比べて出力が低いフラッシュ式がほとんどです。毛乳頭(毛の成長の根幹となる部分)までは光が届かないため、効果を実感できるまでに長い期間がかかります。
脱毛サロン・医療脱毛クリニック
脱毛サロンや医療脱毛クリニックでは、専門知識のあるプロが業務用の脱毛機(レーザー式)を使って施術してくれます。
毛乳頭にダメージを与えられるので毛が生えにくくなり、自己処理の手間を大幅に軽減できるのがメリットです。すね毛はもちろん、背中やうなじなど、自分で手が届かない部分もきれいに脱毛できます。
ただし、自己処理が不要になるまで脱毛するには高額な料金がかかる点がデメリットです。複数回の施術が必要なため、定期的にサロンやクリニックに通う手間も発生します。
【注意】NGな処理方法と刺激を抑えるポイント
間違った方法ですね毛を処理すると肌に過度なダメージが加わり、赤みや乾燥、出血などの原因になるため注意が必要です。
ここでは、やってはいけないすね毛の処理方法と肌への刺激を抑えるポイントについて解説します。
なお、具体的な自己処理の手順については下記の記事で紹介しています。
同じ部分を何度も剃る
カミソリで同じ部位を繰り返し剃ると角質層を過剰に削ってしまい、赤みや皮膚のブツブツといった肌トラブルの原因になります。できるだけ軽いタッチで剃れるカミソリを使用し、少ないストロークで処理することが大切です。
また、メンテナンスを怠ると切れ味が悪くなります。カミソリの使用後は刃に付着した毛や皮脂をよく洗い流し、定期的に刃を交換しましょう。
頻繁に自己処理する
「毎日」「2日に1回」など、頻繁に自己処理をすると肌への負担が大きくなり、炎症を引き起こす原因になります。ダメージが蓄積すると色素沈着の原因になることがあるため、注意が必要です。
肌に優しいカミソリや電気シェーバーを使用しても肌への刺激を0にすることはできないため、自己処理は2週間に1~2回程度とするのが理想です。
除毛クリームや脱毛ワックスの適切な頻度はパッケージや公式サイトの説明をよく確認し、家庭用脱毛器はメーカーの説明書の指示に従いましょう。
アフターケアが不十分
自己処理後のアフターケアが不十分だとカミソリ負けの原因になってしまいます。すね毛の処理後は皮膚が敏感になっているため、たっぷりの化粧水やローション、クリームなどでしっかり肌を保湿しましょう。
どの処理方法でも肌にダメージが加わってしまうため、肌の赤みやヒリヒリ感がない場合でも必ずスキンケアをすることが大切です。
すね毛を自己処理すると毛が濃くなる?
自己処理をしたあと、ムダ毛が濃くなったり伸びるペースが速くなったと感じたりする方もいるのではないでしょうか。
医学的には、すね毛を剃ったことで毛が濃くなることはありません。
女性のすね毛が濃くなる原因はさまざまあり、遺伝や生活習慣が影響しているケースもあります。
自己処理によって毛が濃くなったと感じた経験がある方は、肌への過度な刺激が影響している可能性が高いでしょう。適切な処理方法を守り、肌にダメージを与えないよう注意することが大切です。
すね毛が濃い・濃くなる原因と対処法
すね毛が濃い・濃くなったとお悩みの方は、毛の処理だけでなく生活習慣の改善が必要なケースもあります。
ここでは、すね毛が濃い・濃くなる原因とその対処法を紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンの分泌量が増えると、毛が濃くなることがあります。
体毛の成長を促進させる作用があるのは、男性ホルモンの一種「テストステロン」です。女性のテストステロンの血中濃度は男性の5~10%程度といわれていますが、何らかの原因によって過剰に分泌されることがあります。
ホルモンバランスが乱れる原因としては、以下のような例があげられます。
・加齢
・睡眠不足
・食生活の偏り
・不規則な生活
・ストレスの蓄積
ホルモンバランスを整えるには、1日3食、栄養バランスの良い食事を心掛けることが大切です。とくに脂質の多い食事や肉類を過剰に摂取すると男性ホルモンが増えやすくなるので注意してください。
また、十分な睡眠時間を確保するのはもちろん、睡眠の質を高めることも重要です。
寝る前はPCやスマートフォンの使用を控え、光による刺激を避けましょう。ストレスをゼロにするのは難しいですが、なるべく発散させて蓄積させないようにすることが大切です。
外的刺激
外的刺激が加わると肌を守ろうとする防衛反応が働き、すね毛が濃くなってしまうことがあります。
肌に刺激を与える主な要因は、以下の通りです。
・紫外線の影響
・衣服や下着による摩擦
・間違った自己処理(頻度・力の入れすぎ・保湿を怠るなど)
・肌をこすったり引っ張ったりするなどの強い刺激
肌への刺激を抑えるには、締め付けが強い衣服を避け、正しい方法で自己処理することが大切です。すねが露出する衣服で外出する際は日焼け止めクリームを使用し、紫外線から肌を守りましょう。
まとめ
すね毛が伸びていると目立ちやすいものの、定期的に自己処理すればきれいな状態をキープできます。肌への負担を抑えるには正しい方法でムダ毛を処理し、アフターケアを忘れずに行うことが大切です。
太もも・ひざ・足の甲の剃り方は以下の記事で詳しく説明していますので、合わせて参考にしてください。