「丁寧に髭剃りをしたつもりでも、必ず剃り残しを見つけてしまう……」という方は多いのではないでしょうか。性能の高い電動シェーバーを使っている場合でも、剃り残しができるケースは多くあります。
なぜ剃り残しができるのか、どうすれば剃り残しを防げるのかと悩む方もいるでしょう。そこで今回は、髭剃りで剃り残しができる理由や、剃り残しができにくい剃り方などについて解説します。
髭剃りで剃り残しができるのはなぜ?
髭剃りで剃り残しができる理由は主に3つあります。特に電動シェーバーを使っている方は、剃り残しで悩むことが多いため、なぜ剃り残しができるのか知っておきましょう。
電動シェーバーは髭が濡れていると剃りづらい
髭剃りを行う方法には、カミソリと電動シェーバーがあります。電動シェーバーのほうが高性能で、綺麗に髭が剃れると思いがちですが、実は違います。一般的にはカミソリよりも電動シェーバーを使ったほうが、剃り残しが多いといわれているのです。
なぜ、電動シェーバーを使っているのに剃り残しができてしまうのでしょうか?それは電動シェーバーの構造に原因があります。
電動シェーバーは外刃と内刃の二重構造になっていて、外刃で引っ掛けた髭を内刃で切る仕組みです。
ハサミで物を切るときと同じ仕組みと考えるとわかりやすいでしょう。そのため、髭が濡れてへたっていると剃りづらくなってしまいます。
乾いた状態で髭を剃れば良いと考えるかもしれませんが、その場合は刃に毛がひっ掛かるなどして肌への刺激が大きくなりやすいのです。
電動シェーバーは簡単に剃れるように思えて、実際は剃り残しができやすいということを覚えておきましょう。
ヘッドを垂直に当てる必要がある
電動シェーバーはヘッドを肌に垂直に当てないと、外刃でつかんだ髭を内刃で正確にカットできません。しかし、あごは窪んでいるため、うまく垂直に当てづらいという問題があります。
顔剃りであれば電動シェーバーでも綺麗に行えるでしょう。しかし、垂直にシェーバーを当てづらい髭に関しては、うまく剃ることができず剃り残しができやすいのです。
細かい部分に当てづらい
ヘッドを垂直に当てづらい点と似ていますが、電動シェーバーは商品によってはヘッドのサイズが大きく、細かい部分に当てづらい場合があります。特に鼻の下の部分は電動シェーバーでは当てるのが難しいでしょう。
上手に電動シェーバーを扱うことができないと、髭の剃り残しができてしまう場合があります。
髭の剃り残しを防ぐ方法
髭の剃り残しを防ぐためには、今までの髭剃りのやり方を見直さなくてはいけません。ここでは髭の剃り残しを防ぐ方法について紹介します。丁寧に髭剃りを行っているのに、剃り残しができてしまうという方は、ぜひ参考にしてみてください。
電動シェーバーの刃を交換してみる
電動シェーバーの刃が劣化していると、髭がうまく剃れない場合があります。そのため、剃り残しが多いと感じたら電動シェーバーの刃を交換しましょう。できれば2週間に1回程度は刃を取り替えるようにするのが理想です。
電動シェーバーの刃は、剃りやすさだけではなく、肌へのダメージにも大きく影響します。電動シェーバーの刃に毛や皮脂などの汚れが溜まっていると、菌が繁殖して肌に付着する可能性があります。その結果、肌の炎症を引き起こしてしまうかもしれません。
刃こぼれしている場合はもちろん、していない場合でも清潔さを保つために一定期間で交換することを心がけましょう。使用後はしっかりと洗って、湿気が少ない場所で保管してください。
カミソリの適切な洗い方については、下記の記事で解説しています。
関連記事:「正しいカミソリの洗い方は?毛詰まりの取り方も解説」
使用している電動シェーバーを見直す
そもそも、使用している電動シェーバーが自分に適していない可能性があります。一般的には、髭が濃い方が綺麗に髭剃りを行う場合、刃の枚数が多い電動シェーバーが必要になります。刃の枚数が2、3枚だと、上手に剃り切ることができないかもしれません。
しかし、必ずしも刃の枚数を増やせば良いというわけではありません。刃の枚数が多くなると、肌と刃が接触している時間が長くなってしまいます。そのため、肌のダメージが大きくなり、トラブルを引き起こす可能性があるのです。
刃の枚数が多くなるとシェーバーの幅も太くなってしまうため、細かい部分の髭が剃りづらくなる点にも注意しなくてはいけません。電動シェーバーで髭剃りを行う場合は、部位ごとに刃の枚数が異なるものを使い分けると綺麗に剃りやすくなるのでおすすめです。
電動シェーバーはゆっくり動かす
髭を残さずにしっかりととらえて剃るためには、ゆっくりと丁寧にシェーバーを動かす必要があります。急いでシェーバーを動かしてしまうと、髭をとらえることができずに剃り残しができてしまいます。
特に朝に髭剃りを行う方は、時間がなくシェーバーを急いで動かしがちです。急ぐあまり強い力で押し付けるように剃ってしまい、肌荒れする方も少なくありません。髭剃りの時間はある程度余裕をもって確保しておきましょう。
起きてすぐは髭剃りをしないようにする
起きてすぐに髭剃りをするのはおすすめしません。なぜなら、起きてすぐはむくみによって髭が埋もれているからです。
その状態で髭剃りを行っても、髭の出ている部分しか剃ることができず、剃り残しが起こりやすくなってしまいます。最低でも起きてから30分以上経過してから髭剃りを行うようにしましょう。
髭剃りのタイミングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:「髭剃りのタイミングのベストは?朝と夜はどちらがよい?」
カミソリを使用する
電動シェーバーは簡単に髭剃りが行える便利なアイテムですが、剃り残しができやすいことが難点です。長い間電動シェーバーを使用している方は、この機会にカミソリに変えてみるのもおすすめです。
カミソリであれば、濡れていると髭剃りがしづらいなどの問題はありません。むしろ濡れていたほうがしっかりと深剃りできるため、朝のシャワーや洗顔後の髭剃りにも適しています。入浴中に髭剃りができるといったメリットもあります。
さらに細かい部分に当てやすいのもポイントです。カミソリは鼻の下やあごであっても問題なくフィットさせることができます。電動シェーバーでは剃りづらい部位でも、カミソリであれば綺麗に処理できるでしょう。
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さらに剃り心地が非常に良く、1枚刃でありながら髭が濃い方でも綺麗に剃り切ることができます。肌の保護と剃り心地の2つを両立したカミソリで、幅広い方にとって使いやすい商品です。
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【6ステップ】髭剃りの剃り残しを防ぐ剃り方
剃り残しを防ぐには、正しい手順で髭を剃ることも重要です。ここでは、剃り残しができにくい剃り方を解説します。毎回剃り残しができてしまう方は、これまでの手順を見直してみましょう。
ステップ1|プレシェービングをする
まずは「プレシェービング」から始めましょう。プレシェービングとは、髭剃りの前準備のことです。顔は一見綺麗に見えても、実は外出中や睡眠中についた汚れやほこり、皮脂などで汚れています。
そのまま髭を剃ると電気シェーバーやカミソリの刃がスムーズに動かなかったり、刃が傷みやすくなったりするので、洗顔を行うなどして皮脂やほこりを落としておきましょう。
ステップ2|蒸しタオルで温める
続いて、蒸しタオルを使って顔を温めましょう。蒸しタオルの蒸気を吸って髭が柔らかくなるので、髭剃りによる肌への負担を軽減できます。
特にカミソリで髭を剃る場合は、肌が乾燥しているとダメージを受けやすくなるので、蒸しタオルでしっかりと水分を与えることが大切です。
また、肌が温まると毛穴が開いて内部の汚れが落ちやすくなり、より肌を清潔に整えられるというメリットもあります。
「わざわざ蒸しタオルを作るのは面倒くさい」と思うかもしれませんが、下記の手順で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
1.タオルを水で濡らしてしっかり絞る
2.電子レンジで1分ほど温める
タオルがかなり熱くなる場合があるので、電子レンジから取りだすときは火傷に注意しましょう。
ステップ3|シェービング剤を塗る
蒸しタオルで顔を温め終えたら、次に髭剃り専用のシェービング剤を塗りましょう。シェービング剤を使うと刃がスムーズに動くので、肌が摩擦によるダメージを受けにくくなります。
敏感肌の方は、刺激を感じにくいアルコール不使用のもので、なおかつ保湿力が高いシェービング剤を選びましょう。
なお、石鹸をシェービング剤代わりに使うのはおすすめできません。石鹸はあくまでも皮脂や汚れを落とすためのものです。潤滑剤ではないので、髭剃りの際に使うと必要以上に皮脂が流れ、かえって肌に負担がかかる可能性があります。
また、電気シェーバーの場合は、シェービング剤対応の製品かどうかを確認することも重要です。電気シェーバーには乾いた肌に使うドライ剃り用と、お湯やシェービング剤で濡らした肌に使用するウェット剃り用があります。
ドライ剃り用でシェービング剤を使うと故障することがあるので、必ずウェット剃り用を使いましょう。
ステップ4|順剃りをする
シェービング剤を塗ったら、まずは「順剃り」で髭を剃っていきます。順剃りとは髭の流れに逆らわずに剃る、肌に負担がかかりにくい剃り方です。部位によって髭の向きが異なるので、事前に髭の向きをチェックしておきましょう。
剃るときは、短いストロークで少しずつ、余計な力が入らないように剃るのがコツです。また、刃の隙間に髭が詰まると剃り残しができやすくなるので、こまめに髭を取り除きましょう。
ステップ5|逆剃りをする
全体的に順剃りで剃ったら、剃り残しがないかをチェックしてみましょう。順剃りは髭の流れに沿って剃るので、口の周りやあごの下の髭が残りやすい傾向があります。髭が硬くて太い方も、順剃りだけでは剃り残しができる場合があるので、念のためチェックしてみてください。
剃り残しを見つけたら、髭の流れに逆らって剃る「逆剃り」で剃っていきます。逆剃りは肌に負担がかかりやすいので、剃り残しのみをピンポイントで剃ることが重要です。ヘッド全体を肌に軽く押し当て、ゆっくりと剃りましょう。
関連記事:「逆剃りはダメ?肌荒れを防ぐやり方を徹底解説!」
ステップ6|張り手で仕上げる
逆剃りで剃り残しを剃ったら、最後に「張り手」で仕上げます。電気シェーバーやカミソリを持っていない方の手で、刃の進行方向とは反対向きに肌を引っ張りましょう。そして寝ていた髭を立ててから剃ると、さらにツルツルになります。
どの部位の髭がどういうふうに生えているのかを把握して、効果的に逆剃りや張り手ができるようになると、より剃り残しができにくくなります。
まとめ
髭剃りの剃り残しは、電動シェーバーを使っていると起こりやすいものです。こまめに刃を交換したり、剃り方を工夫したりして、剃り残しを防ぎましょう。
また、顔を蒸しタオルで温めたり、効果的に逆剃りや張り手を行ったりできると綺麗に仕上がるので、正しい髭の剃り方を覚えることも大切です。
電気シェーバーだと剃り残しができてしまう場合は、カミソリを使うことも検討してみましょう。鼻の下やあごにフィットしやすく、深剃りがしやすいため、綺麗に仕上がります。
この機会にカミソリへの買い替えをされる場合は、HENSON SHAVINGもご検討ください。超精密構造の一枚刃シェーバーですので、快適な剃り心地を実感できます。