髭剃りは毎日行うものだからこそ、ストレスなく剃りたいものです。現在、髭剃りに悩みや不満がある場合は、カミソリやシェーバーを見直してみてはいかがでしょうか。快適な剃り心地を実現するために、希望に合った髭剃りを選びましょう。
本記事では、髭剃りの種類と特徴や、T字カミソリ・電気シェーバーそれぞれの選び方について解説します。
髭剃りの種類と特徴
髭剃りは大きくT字カミソリと電動シェーバーの2つに分けられます。まずは両者の特徴を解説しましょう。
T字カミソリ
T字カミソリは価格が安く、手軽に使えるのが大きな魅力です。頻繁に刃を交換したり使い捨てにしたりしても、金銭的な負担になりにくいでしょう。
刃の枚数は1枚~5枚以上までありますが、特に枚数が少ないものは小回りが利くため、鼻の下のような細かい部位を剃りやすいこともメリットです。
また、刃を直接肌に当てる構造のため、髭の根元から切ることができます。電動シェーバーよりも簡単に深剃りすることが可能です。
コンパクトなため持ち運びやすく、基本的に手動で電気が不要なことから、旅行や出張など外出先でも使いやすくなっています。
電動シェーバー
電動シェーバーは刃が直接肌に当たらないため、肌に優しいのが大きな魅力です。
カミソリの刃が肌に当たるとカミソリ負けの原因になりますが、電動シェーバーであれば肌が敏感な方でも使いやすいでしょう。
緊急時にはシェービングクリームなしでも手軽に剃れるため、プレゼン前や面接前などの外出先でもサッと剃ることも可能です。
また替え刃の交換サイクルが1~2年と長いので、手入れに手間がかからず楽なのもポイントです。
アタッチメントを変更して剃りやすくしたり、髭の長さを調節したりできるため、誰でも簡単に思いどおりに剃れる使いやすさも持ち合わせています。
T字カミソリと電動シェーバーどちらがおすすめ?
T字カミソリと電動シェーバーでは、どちらを使うべきか悩まれる方もいらっしゃるでしょう。
どちらが自分に合っているか知りたい方に向けて、おすすめポイントなどを具体的に解説します。
T字カミソリがおすすめの人
T字カミソリは、髭の濃さや青髭が気になる方をはじめ、深剃りしたい方におすすめです。
カミソリは深剃りしやすく、小回りが効いて細かい部分を剃ったり微調整したりしやすいので、サッパリと髭を剃れます。
とはいえ刃が直接当たるため、カミソリ負けを起こさないか気になる方もいらっしゃるでしょう。
圧力を分散できる複数刃を選んだり、シェービングフォームやジェルを使って摩擦を軽減させたりすると、肌への負担を抑えながら深剃りできます。
カミソリは小さいため出張や旅行など、外出時に持って行きたい方にもおすすめです。電池・電源が不要なので場所を選びません。
またランニングコストが低いため、コストパフォーマンスを抑えたい方にも適しています。
深剃りできて肌にも優しいカミソリが理想であれば、一枚刃カミソリの「HENSON SHAVING」がおすすめです。
計算し尽くされたヘッド構造により、たわみを生まない必要最小限の刃の露出を実現したことで肌への負荷を軽減。肌の保護と快適な深剃りを両立しています。
電動シェーバーがおすすめの人
肌が敏感でカミソリ負けしやすい方には、電動シェーバーがおすすめです。
電動シェーバーは肌に直接刃が当たらないため、比較的肌へのダメージを抑えることが可能です。ゆらぎ肌や敏感肌の方でも使いやすくなっています。
髭の長さを簡単に調節しやすいので、不器用な方でもきれいに仕上げられることもメリットです。
また少々高価ではありますが、長く使い続ければ費用を抑えられます。
替え刃の寿命も1~2年と長いため、髭剃りの頻度が高くカミソリだとコスパが悪くなる方にもおすすめ。刃を交換するのが面倒な方でも使いやすいでしょう。
T字カミソリの選び方
T字カミソリの購入を検討している方は、次のポイントを考えてみましょう。ご自身の使い方や好みに合わせて、ぴったりなものを選んでみてくださいね。
刃の枚数で選ぶ
カミソリの刃は枚数が増えるほど圧力が分散され、1枚の刃に掛かる負荷が減るため、枚数が多いほど肌へのダメージが軽減されます。
刃の枚数が多くなると1枚当たりの剃る力は弱くなりますが、前の刃が髭を起こしながら後の刃が剃るので、剃り残しをカバーでき仕上がりがきれいになります。
ただし4枚刃や5枚刃などは、替え刃の価格が1〜3枚刃に比べて高くなり、ランニングコストが高くなるのが難点です。
また刃の枚数が多いほどヘッドが大きくなるため、細かい部分が剃りにくくなります。
肌への負担や剃り心地・使い勝手、コスパを踏まえて、自分に合う枚数を選びましょう。
関連記事:一枚刃カミソリのメリット5選!デメリットとおすすめ一枚刃をご紹介
替え刃か使い捨てかで選ぶ
使う度に刃は劣化するので、刃を交換するのかカミソリごと捨てるのか、どちらか選びましょう。
替え刃タイプ・使い捨てタイプの違いは、以下のとおりです。
・替え刃タイプ
切れ味がよく、肌へのダメージを軽減できたり操作しやすいグリップだったりと、機能面に優れているのが特徴。2週間を目安に切れ味が落ちてきたら、ヘッドごと新しい刃に取り換えなければならない。
・使い捨てタイプ
コンパクトかつ軽量のため、携帯性に優れるのが特徴。ヘッドが本体と一体化しており、刃が劣化すればカミソリ本体ごと取り替える。性能や機能は劣るものの、安価で簡易カミソリとして重宝できる。
自宅用に替え刃タイプ・出先で使いたいときは使い捨てタイプと、使い分けるのもおすすめです。
機能性の有無で選ぶ
カミソリのなかには機能性の高いものもあります。
主な機能として、以下が挙げられます。
・首振りタイプ:髭剃り時の衝撃を吸収し、フィット感のある剃り心地を実現する。
・横滑り防止機能:うっかり横滑りさせても肌が傷つかず安心できる。
・電動タイプ:刃に振動を与えて滑らかな剃り心地を実現する。
・スムース機能:肌との摩擦を軽減させカミソリ負けを防止する。
剃り心地や使いやすさなど何を優先したいか考えて、適した機能を選びましょう。
電動シェーバーの選び方
電動シェーバーの購入を検討している方は、次のポイントを考えてみましょう。毎日の使いやすさを考えて、適したものを選んでくださいね。
駆動方式で選ぶ
どのように刃が動くかによって、剃り心地が異なります。
電動シェーバーの駆動方式は、往復式・回転式の大きく2種類。それぞれ以下のような特徴があります。
・往復式
深剃りが得意で素早く剃れる。駆動音が大きく肌へ負担がかかりやすいのがデメリット
・回転式
肌に優しく、駆動音が静かになっている。往復式に比べると深剃り・早剃りは苦手。
深剃りと肌への優しさ、どちらを優先的に求めるかで選びましょう。
電源方式で選ぶ
電動シェーバーの電源方式によって、使い勝手が異なります。
電源方式は充電交流式・充電式・電池式の3つ。それぞれ以下のような特徴があります。
・充電交流式
コードにつないで使用するためハイパワー。コードが邪魔になるのが難点。
・充電式
コードレスのため、お風呂場や洗面所などどこでも使用可能。ただし感電防止のため給電中は使用できない。充電し忘れると使用不可になる。
・電池式
コードレスかつ充電せずとも使用可能。コンパクトな製品が多く、出張や旅行に便利。価格も手ごろで購入しやすい。
それぞれ使い勝手が異なるため、どこで使用するのか・パワーが必要なのかなど、自分に合った方式を考えるのが大切です。
洗浄方法で選ぶ
電動シェーバーは内部に剃った髭が溜まっていくので、定期的な洗浄が大切です。
洗浄を怠ると嫌な臭いの原因になったり、不衛生な刃によって肌トラブルを引き起こしたりする可能性があります。
基本的に水洗いOKなものが多く手入れしやすいものの、なかには自動で洗浄してくれるタイプもあります。
毎日使うものなので、洗浄しやすいかどうかは重要な問題です。清潔さを保ちやすいものを選びましょう。
まとめ
ひと口に髭剃りといっても多種多様で、各メーカーからさまざまな商品が発売されているため、どれを選ぶべきか悩まれる方が多いでしょう。
「深剃りしたい」「肌への負担を抑えたい」「価格を抑えたい」など、あなたが重視する特徴を考えたうえで、最適な商品を選ぶことが大切です。