うなじの毛をきれいにしたいと考えているものの「自分で剃っても大丈夫?」「どこまで剃るべき?」と迷っている方は多いのではないでしょうか。
今回はうなじの毛を剃るメリットやデメリット、うなじの毛をきれいに剃るコツを紹介します。
うなじをきれいにするメリット・デメリット
うなじの毛をきれいにすると印象が良くなりますが、気を付けるべき注意点も存在します。
まずは、うなじの毛を剃るメリット・デメリットを紹介します。
うなじの毛を剃るメリット
うなじの毛をきれいに剃ればムダ毛を気にする必要がなくなり、ヘアスタイルやファッションの幅が広がります。成人式や結婚式、着物・浴衣の着用時に髪の毛をアップにした際も肌が明るくすべすべに見え、後ろ姿が垢抜けます。
また、首回りがすっきりとして長く見え、美人度が上がる点もメリットのひとつです。毛を剃ることで臭いもこもりにくくなり、襟足を清潔に保てます。
うなじの毛を剃るデメリット
うなじは自分では見えにくいので、慣れていないと毛を剃るときに肌を傷めてしまうリスクがあります。自分でカミソリを当てにくく形を整えるのが難しいため、髪の毛まで一緒に剃ってしまうことも少なくありません。
そのため、できれば美容室・理容室などで剃ってもらうのが理想です。
自己処理をする際は透明タイプのシェービング剤がおすすめです。泡タイプを使用するとうなじが見えないため剃りすぎてしまうことがあります。
なお、うなじの毛を頻繁に剃ると赤みやブツブツ、埋もれ毛などの肌トラブルの原因になるため、2〜3ヶ月おきの処理がおすすめです。
うなじの毛はどこまで剃るのが良い?代表的な形4つ
うなじの毛は、首を白く細長く見せるのに重要な役割を果たしています。すべての毛を剃ってしまうとメリハリがなくなり、首回りが太く見えてしまうことがあります。
刈り上げなどのヘアスタイルでない限り、襟足の毛をパッツンと剃ってしまうのはおすすめできません。
太い毛質の髪の毛まで剃ると色がはっきり分かれて不自然な仕上がりになるため、髪の毛から1〜1.5cmほどのところにある産毛は残しましょう。
また、うなじには生え際のラインにいくつかパターンがあり、それぞれのラインで見え方が変わります。ここでは、代表的な形を4つご紹介します。
W型
W型は、髪の毛との境目がWの形を描くデザインです。
日本人に最も多い形で、うなじのムダ毛を処理すると自然にW形になることが多いでしょう。W型は自然なうなじの形を希望する方・幼く可愛らしい印象を与えたい方におすすめです。
MW型
MW型はうなじの両サイドがW、中央がMの形になっているデザインです。
首が細長く見え、上品で大人っぽい印象を与えられます。和服を着る機会が多い方にもおすすめです。
U型
U型は、髪の毛とうなじの境目がUの形になっているデザインです。
ふんわりとしたU型は、柔らくて穏やかな雰囲気を目指したい方におすすめです。U型はナチュラルな印象に仕上がるため処理していると気づかれにくく、気軽に挑戦しやすいでしょう。
直線型
「パッツン型」とも呼ばれる直線型は、両サイドに伸びた毛を一直線に整えるデザインです。
クールでボーイッシュなイメージに仕上がりますが、毛を処理していることがはっきり分かるため、自然なうなじを求める方には不向きです。
うなじの毛を綺麗に処理する方法
ここでは、うなじの毛をカミソリできれいに剃る手順をご紹介します。
手順に沿って処理すれば失敗が少なく、見えにくいうなじの毛もきれいに処理できます。
1.ホットタオルでうなじを温める
事前準備として、うなじにかかる髪の毛をすべてまとめてアップへアにしておきましょう。処理前にホットタオルでうなじの毛を温めることで肌や毛が柔らかくなり、剃りやすくなります。
水で濡らして絞ったタオルをラップで包み、500Wの電子レンジで30秒~1分程度温めます。少し冷めてから取り出し、一度広げて温度を確認してからうなじに当てましょう。
2.水性ペンでうなじの形をマーキングする
うなじの水気を乾いたタオルで拭き取り、希望のデザインを水性ペンでマーキングします。顔を正面に向けたまま、合わせ鏡をして少しずつガイドラインを描くのがポイントです。
髪の毛とうなじの境目がハッキリすると不自然になってしまうため、髪の毛から1〜1.5cmほどの産毛を残してマーキングしましょう。
うなじのデザインが決まったらさまざまな角度からチェックし、不自然なところがないかを慎重に確認してください。
3.シェービング剤を馴染ませる
うなじの形をマーキングしたら、シェービング剤を塗布して肌への負担を抑えましょう。シェービング剤をつけることで刃のすべりが良くなり、赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こりにくくなります。
透明のジェルタイプのシェービング剤を使用すればどこを剃っているか分かりやすくなり、失敗のリスクを減らせます。
4.毛の流れに沿ってうなじの毛を剃る
シェービング剤が塗れたら、毛の流れに沿って上から下にゆっくり慎重にカミソリを動かします。片方の手で皮膚をひくように押さえると根元から均一に剃りやすくなり、肌への負担も抑えられます。
不自然に途切れた形にみえないように、境界線をグラデーションにするのがキレイに仕上げるポイントです。
後ろは自分で見えないため、髪まで剃ってしまわないように三面鏡で確認しながら行いましょう。三面鏡がなければ、2枚の鏡を合わせ鏡のように使用するのがおすすめです。
5.処理後はしっかり保湿する
三面鏡(または2枚の鏡)を使って剃り残しがないか確認したあと、ホットタオルでシェービング剤を拭き取りましょう。その後、濡らしたコットンでマーキングを消してうなじを冷やし、ローションやクリームなどを塗って保湿してください。
肌に優しいカミソリを使用していても角質が剥がれることで肌に少なからずダメージが加わっているため、乾燥しやすくなります。アフターケアを怠ると肌のひりひり・赤いぶつぶつなどの肌トラブルの原因になるため、必ず保湿しましょう。
うなじの毛をセルフで処理する際の注意点
ここでは、自分でうなじの毛を処理する際に注意すべき点を2つ解説します。
同じ部分を何度も剃らない
剃り残しがあるからといって同じ場所を何度もシェービングすると、肌を傷める危険性があります。剃り残しが出る際は、シェービング剤を追加してから剃るようにしましょう。
ただし、剃り残しが多く出る場合はカミソリの切れ味に問題があるケースも考えられます。
軽いタッチで剃れるカミソリ「HENSON SHAVING」は、気になるうなじの毛も少ないストロークできれいに処理できます。肌へのダメージを抑えながらうなじの毛を剃れるので、敏感肌・デリケートな肌の女性にもぴったりです。
アフターケアを怠らない
処理後のアフターケアを怠ると肌トラブルの原因になるため、化粧水やローション、クリームなどでしっかり保湿しましょう。
また、うなじは意外と日差しが当たりやすいため、外出する際は日焼け止めクリームを使用して紫外線対策をすることが大切です。
まとめ
うなじの毛をきれいに剃れば、肌が明るくすべすべに見え、自信を持ってアップスタイルを楽しめるようになります。後ろは見えにくいため、三面鏡をうまく活用しながらマーキングに沿って慎重に処理するのがポイントです。
顔剃りのポイントや適切な頻度は以下の記事でくわしくご紹介していますので、合わせて参考にしてください。
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