髭のお手入れは、カミソリと電動シェーバーの2通りの方法があります。最近はどちらも肌への負担を軽減しつつ深剃りできるアイテムが増えており、どちらを選べば良いのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、カミソリと電動シェーバーそれぞれのメリット・デメリットを紹介しつつ、自分に合った髭剃りアイテムの選び方を紹介します。
カミソリと電動シェーバーはどっちがいい?それぞれの違いを紹介
カミソリも電動シェーバーも、髭剃りのためのアイテムとしてなじみのあるものですが、この2つは構造が大きく異なります。
カミソリは刃が肌に触れる構造です。刃が直接、肌表面の毛を刈り取ります。主な形状は、持ち手に対して垂直に刃が取り付けられているT型と、持ち手に沿って刃が取り付けられているL型(I型)の2つです。髭剃りでは主にT型を使用します。
カミソリは、1枚刃、3枚刃、5枚刃など、刃の数にも違いがあり、両刃カミソリといわれ古くから親しまれているのは1本刃のカミソリです。
なお、カミソリは先述のように肌に刃が触れることから、使用する際は肌へのダメージを軽減するためにシェービング剤を併用して使うこともよくあります。
一方、電動シェーバーはカミソリと異なり、刃が肌に直接触れることはありません。肌を押して髭を絞り出す外刃で内刃が覆われており、外刃の隙間に入った髭を内刃で刈り取る仕組みです。
電動シェーバーにも、回転式やロータリー式などのさまざまなタイプがあります。刃が直接肌に当たらないため、シェービング剤なしで髭を剃りやすいのもカミソリとの違いです。
カミソリのメリット・デメリット
普段の髭剃りで、カミソリを使うことにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
カミソリを使うメリット
カミソリを選ぶメリットには次のようなものがあります。
・深剃りできる
・細かな部分も剃りやすい
・初期コストを抑えられる
刃が直接肌に触れることから毛の根元からしっかりと剃ることができます。深剃りができるため、髭のザラザラとした感触がなくなり、ツルっとした肌を手に入れられるのもポイントです。さらに、小回りがききやすいため、細かな部分も剃りやすい特徴もあります。
また、初期コストがあまりかからないことが大きなメリットです。電動シェーバーと比べて安価で購入しやすく、さまざまな場所で入手できます。定期的に刃を交換する必要がありますが、替え刃も安価です。
関連記事:「自分に合った髭剃りの選び方は?快適な剃り心地を手に入れよう」
カミソリを使うデメリット
一方、カミソリには次のようなデメリットもあります。
・肌トラブルの原因になることがある
・刃の交換頻度が高い
カミソリは刃が電動シェーバーよりも肌との摩擦が起こりやすく、肌に負担がかかることがあります。髭剃りの方法によっては、肌トラブルにもつながりやすいです。出血や埋没毛のほか、傷口から細菌が入り込むと赤いブツブツやニキビなどの原因になることがあります。
ただし、カミソリを使用する場合であっても、剃るタイミングや剃り方を工夫したり、シェービング剤を利用したりすれば、肌荒れの原因を軽減することが可能です。
また、デメリットとして、刃の交換頻度が高いこともあげられます。替え刃が安いコスパの良いカミソリであればそこまで負担にはなりませんが、替え刃の価格が高いと月々の出費が痛いと感じることがあるかもしれません。
電動シェーバーのメリット・デメリット
髭剃りで電動シェーバーを使うことのメリットとデメリットを紹介します。
電動シェーバーを使うメリット
電動シェーバーには次のようなメリットがあります。
・刃が肌に直接あたらないためダメージが少ない
・手軽に剃れる
・長く使える
先に説明したように、電動シェーバーは構造上、刃が直接肌に当たらない仕組みになっています。そのため、肌へのダメージが少なく、肌荒れしやすい方でも使いやすいです。
また、肌が乾いた状態でも髭を剃れることから手軽さがメリットです。
長く利用できる点も電動シェーバーの特徴といえるでしょう。本体はもちろん、替え刃の交換頻度も少なく抑えることができます。交換の目安は、外刃が1年、内刃が2年程度といわれています。
電動シェーバーを使うデメリット
電動シェーバーには次のようなデメリットもあります。
・深剃りがしにくい
・剃りにくい箇所がある
・充電やメンテナンスが必要
・初期コストがかかる
まず、構造上、深剃りがしにくく、髭のザラザラ感が残りやすいデメリットがあります。機種や剃り方次第で改善できますが、カミソリほどのツルっとした爽快感は得られない可能性もあるでしょう。
また、剃り方次第で改善できますが、本体が大きいため剃りにくい箇所が出てくることがあります。細い毛も剃り残しになりやすいです。
カミソリとは違い、充電も必要ですし、使用する度にメンテナンスが必要な点もデメリットにあげられます。
シェーバーの中に髭や汚れが溜まるため、基本的に使用後は外刃や内刃の水洗いやブラシ掃除などが毎回必要です。必要に応じて専用オイルを使って刃のメンテナンスも行います。
さらに、電動シェーバーは、カミソリと比べて高価です。購入する機種にもよりますが万単位以上の初期コストがかかることがあります。
カミソリと電動シェーバーはどっちがおすすめ?
ここまで、カミソリと電動シェーバーのメリット・デメリットを説明してきましたが、どちらがおすすめかは、何を重視するかで変わってきます。
カミソリがおすすめな人
カミソリが向いているのは、以下に該当する方です。
・深剃りでツルツルにしたい
・初期コストを抑えたい
まず、先に説明したように、カミソリは刃が直接肌に触れることから深剃りがしやすいです。深剃りでツルツルの肌にしたい方や、濃い髭をできるだけ目立たなくさせたい方におすすめです。
また、商品にもよりますが、カミソリは数百円から数千円単位で購入できるものが多いです。電動シェーバーほど高価ではないため、初期費用を抑えて髭を整えたい方に向いています。
電動シェーバーがおすすめな人
電動シェーバーは、以下に該当する方に向いています。
・場所を選ばず髭剃りをしたい
・手軽に髭剃りをしたい
電動シェーバーの大きな特徴は手軽さです。カミソリのように水を必要としませんし、シェービング剤もいりません。
肌が乾いた状態でも髭を剃れるため、リビングなどでも髭を剃れます。携帯用のシェーバーがあれば、外出先でも手軽に利用することも可能です。
両方を使用する方法もある
カミソリがおすすめな方や電動シェーバーがおすすめな方の特徴を紹介してきましたが、どちらかを選ぶのではなく両方取り入れる方法もあります。
カミソリと電動シェーバーとでは得意なところがそれぞれ違うため、両方持っていれば場面に応じた使い分けもできるでしょう。
例えば、手軽にさっと髭を剃りたいときは電動シェーバー、大事な日で髭をしっかり剃りたいときはカミソリ、といった使い分けもできます。
カミソリと電動シェーバーの選び方
カミソリと電動シェーバーを選ぶときは、いくつか注目すべきポイントがあります。
ここでは、カミソリと電動シェーバーの選び方として、それぞれ重視したいポイントを解説します。
カミソリの選び方
自分に合ったカミソリを選ぶためには、下記の3つのポイントに注目して比較検討することが大切です。
使い捨て・替え刃
カミソリには、使い捨てタイプと替え刃タイプの2種類があります。使い捨てタイプは刃の交換ができない仕様で、コンパクトで軽量な作りが特徴です。ただし、刃が劣化したら本体ごと買い換える必要があります。
一方、替え刃タイプは、刃が本体から取り外せる作りです。機能性に優れており、切れ味の良さや肌へのダメージ軽減、操作しやすいグリップなど細部に工夫が施されています。刃が劣化したら、刃を買い替えるだけで長く使用できます。
機能性
カミソリは、商品ごとにさまざまな工夫が施されています。代表的な機能は下記の通りです。
電動タイプ | 刃が電動で細かく振動する設計で、滑らかに剃れるメリットがあります。 |
首振りタイプ | ヘッド部分が柔軟に動く機能です。顔の凹凸にフィットして、カーブがある場所も綺麗に剃れます。 |
横滑り防止機能 | カミソリが万が一横滑りしても、肌を傷つけない設計です。 |
スムース機能 | 刃による摩擦を軽減できる機能です。保湿成分が配合されており、肌ダメージを軽減できます。 |
上記の通り、肌に優しく剃りやすくするための機能が豊富です。
グリップの形状
グリップが持ちやすい形状をしているかどうかも、大切です。持ちやすいグリップなら、適切な力で肌を傷つけずに剃れます。
持ちやすいのは、くびれがある形状です。力を入れて握らなくて良いため、余計な力が必要ありません。
電動シェーバーの選び方
電動シェーバーを選ぶときは、下記の4つを確認しましょう。
往復式か回転式か
電動シェーバーは、刃の動き方で往復式と回転式の2種類に分けられます。それぞれの特徴は、下記の通りです。
往復式 | 内刃(内部の刃)が左右に往復しながら剃るタイプです。 |
回転式 | 内刃が回転して剃るタイプです。 |
髭が濃く、深剃りしたい方は往復式が向いています。髭が濃くなく、肌が弱い方は回転式がおすすめです。
刃の枚数
電動シェーバーは、機種ごとに刃の枚数が異なります。刃が多いタイプは素早く剃れるだけでなく、圧力が分散されるメリットがあります。肌への負担を抑えたい方におすすめです。
電源方式
電動シェーバーには、下記3つの電源方式があります。
電池式 | 乾電池を入れて使用するタイプです。コンパクトで出張や旅行でも気軽に使用できます。 |
充電式 | バッテリーが内蔵されたタイプです。充電の手間がかかる分、コードレスで風呂場や洗面所でも使用しやすいメリットがあります。 |
充電交流式 | コンセントを挿し込んで使用するタイプです。充電しながら剃れます。 |
主に使用する場面を基準に、いずれかの電源方式を選びます。
お手入れ方法
内部に剃った髭が溜まるため、定期的な洗浄が必要です。そのため、どのような方法で洗浄するのか確認しましょう。洗浄機付きで簡単にお手入れできる電気シェーバーも販売されています。
カミソリなら「HENSON SHAVING」がおすすめ
カミソリであれば、HENSON SHAVINGがおすすめです。たわみが生じにくい頑丈な一本刃で、肌に刃が触れる時間を最小限に抑えており、肌へのダメージが少ないのが特徴です。また、目詰まりしにくい構造にもなっており、快適な髭剃りが実現できます。
HENSON SHAVINGのLINEを登録すると、クーポンを獲得できるほか、新商品情報やお得な情報も獲得できますので、気になる方はLINE登録をしてみてください。
まとめ
カミソリと電動シェーバー、どちらも髭剃りでよく使われますが、それぞれ特徴が異なります。どちらが良いかは何を重視するかで変わってきますので、今回紹介したそれぞれのメリットやデメリットをぜひ参考にしてみてください。