カミソリの切れ味が悪いと、髭剃りをするときにカミソリの刃に毛が引っ掛かりやすくなります。剃り心地が悪くなり、普段よりも時間がかかってしまうこともあるでしょう。
また、しっかりと髭を剃るためには何度もストロークをしなければならず、肌荒れを引き起こす原因にもなりかねません。カミソリの刃が劣化しやすくなるため、買い替え頻度が高くなる可能性もあります。
そこで今回は、カミソリの切れ味が悪くなる原因と、切れ味を良くして長持ちさせる方法についてご紹介します。
カミソリの切れ味が悪くなる原因
カミソリの切れ味が悪くなると肌トラブルの原因になったり、カミソリの刃が劣化しやすくなったりします。まずは、カミソリの切れ味が悪くなる原因についてご紹介します。
皮脂の付着
カミソリの刃に皮脂が付着していると、摩擦が起きやすくなり切れ味が悪くなります。皮脂は油でできているため水を弾く性質があり、水洗いだけではきれいに汚れを落とし切ることはできません。残った皮脂がカミソリの刃に溜まることで、切れ味が悪くなってしまいます。
刃が酸化する
お風呂場などの湿気が多い場所にカミソリを置いておくと、カミソリの刃が酸化しやすくなるため注意が必要です。湿気に限らず、皮脂などの汚れが残っていても酸化しやすくなります。酸化によりカミソリにサビが発生してしまうと、見た目や切れ味が悪くなってしまうため気をつけましょう。
刃こぼれ
切れ味が悪くなる原因のひとつに刃こぼれがあります。刃の一部分だけが欠けてしまう刃こぼれは、普段の髭剃りで発生することもあります。
とはいえ、髭に対してカミソリの刃を垂直にして剃れば刃こぼれは生じません。刃こぼれが発生するのは、髭に対してカミソリの刃が斜めに当たっていたときです。
また、カミソリの構造が刃こぼれの原因になっていることもあります。カミソリの刃を構成する細かな部分が最初から不均一な状態では、髭を剃るときの角度を調整しても刃こぼれを起こしやすくなってしまうのです。
さらに、細かい刃こぼれが生じている状態で髭剃りを続けていると、カミソリの切れ味が落ちてしまいます。
カミソリの寿命はどれくらい?
カミソリの寿命は使用頻度や使い方、髭剃り後のお手入れの仕方などによって異なります。そのため、カミソリの刃を交換するタイミングは、切れ味が鈍くなり始めたときと考えておきましょう。
カミソリの刃の交換時期は平均して2週間ごとが目安です。一枚刃カミソリを使っている方は、1~2週間程度を目安に交換しましょう。
ただし、カミソリを落としてしまったり、ぶつけてしまったりしてカミソリの刃が損傷した場合、使い続けることで肌を傷つける可能性があります。
肌に刺激があったり、シェービング後にヒリヒリしたりするなど、いつもと違う場合は交換時期より早くても取り替えるようにしましょう。
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カミソリの切れ味を復活させるには
カミソリの切れ味が悪くなる原因は、皮脂の付着や酸化、刃こぼれです。これらの原因を作らないために普段からカミソリの刃のメンテナンスをしておくことが大切です。ここでは、カミソリの切れ味を良くする方法をご紹介します。
歯ブラシで掃除をする
歯ブラシを使用してカミソリの刃に溜まっている皮脂や毛を取り除いておきましょう。石鹸の成分や皮脂は水では落ちにくいため、お湯を使うことをおすすめします。お湯を使うと汚れが落ちやすくなり、掃除しやすくなります。
また掃除用の歯ブラシは、毛が柔らかいものを選ぶのがポイントです。優しく汚れが取り除けて、カミソリの刃を傷つけずに済みます。刃に負担をかけないように、同じ方向に歯ブラシの毛先を動かしていきましょう。
ジーンズをつかって研ぐ
不要になったジーンズやデニム生地に、カミソリの刃を軽く当ててから擦るだけで、切れ味を復活させることができます。
刃を研ぐときは、ジーンズの上を奥から手前に引くようにして10~20回ほど行いましょう。逆方向も同様に10~20回ほど行ってください。
耐震マットを使う
100円均一などで販売されている耐震マット(地震の揺れや衝撃などから物を守るために使われるジェル状のマット)を使って、カミソリの切れ味を復活させる方法もあります。
耐震マットを少し濡らしてから、髭を剃る方向と逆方向に押し出すように数回擦ると、カミソリの刃に溜まっている汚れを簡単に取り除くことができます。ただし、力を入れて擦ると刃を傷つけてしまう恐れがあるため、優しく動かすのがポイントです。
アルミホイルを切る
アルミホイルを使用したお手入れもおすすめです。アルミホイルを丸めて刃を優しく擦りましょう。また、アルミホイルを切るようにカミソリの刃を動かすと、切れ味が復活しやすくなります。
カミソリの切れ味を長持ちさせる方法
カミソリの切れ味を良くしても長持ちしなければ、すぐにメンテナンスが必要になってしまいます。滑らかな剃り心地を持続させるために、カミソリの切れ味を長持ちさせる方法も押さえておきましょう。ここからは、カミソリの切れ味を長持ちさせる方法をご紹介します。
水気をしっかり取る
カミソリの刃は水に弱くサビやすい性質があるため、カミソリを洗ったあとに濡れた状態で放置するのはおすすめできません。
刃の酸化を防ぐために、しっかりと水気を切っておきましょう。水気を切ったら、そのまま自然乾燥させておくだけで問題ありません。
ただし、タオルで拭くと刃のコーティングが剥がれてしまったり、刃こぼれしやすくなったりするので、カミソリを洗ったらそのまま乾燥させておきましょう。
早く水気を切りたいときは、ドライヤーの冷風モードで水分を吹き飛ばす方法もあります。とはいえ、温風モードにするとカミソリのプラスチック部分が熱によって変形する恐れがあるため注意しましょう。
シェービングクリームを使用して剃る
髭を剃りやすくするために、シェービングクリームを使用するのもおすすめです。シェービングクリームを使うと、毛を柔らかくする効果が期待できます。摩擦による肌トラブルが防げるほか、カミソリの刃の負担軽減にも役立ちます。
刃についた汚れはしっかり取る
皮脂汚れが残ったままのカミソリは、酸化しやすい状態です。そのため、髭剃り後はなるべく早く付着物を取り除いておくことが大切です。
ジーンズや専用のクリーナーの上にカミソリの刃を軽く当て、髭剃りをするときと逆方向に滑らせることで汚れが落としやすくなります。
乾燥したところで保管する
カミソリの刃が乾燥した状態で維持できると、刃の劣化スピードを遅らせることができます。
しかし、お風呂場は湿度が高く、洗面所は水を使う機会が多くあるため、カミソリの刃を保管する場所には向いていません。使用後は湿気の多い場所を避けて、しっかりと乾燥できる場所で保管しましょう。
また、効率良く湿気を防ぐには、乾燥剤を使用するのもひとつの手です。カミソリの刃をプラスチック容器やジップロックなどに保管する際、乾燥剤も入れて湿気による影響を抑えましょう。
まとめ
カミソリの切れ味が悪くなる原因は、皮脂や酸化、刃こぼれです。切れ味を復活させるために、歯ブラシやジーンズ、耐震マットなどを使用してこまめに汚れを取り除いておきましょう。
とはいえ、カミソリが目詰まりしてしまうと、水洗いだけでは毛を取り除くことが難しくなってしまいます。そのまま使うと摩擦が生じやすくなり、肌荒れの原因にもなりかねません。
また、毎日カミソリを使っていると、切れ味が落ちてしまいます。剃りづらさを感じたときは、このタイミングでカミソリの買い替えも検討しましょう。
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