毛穴の開きや汚れが気になっていて、自分で何とかできないかと悩んでいませんか。メンズに多い毛穴の悩みを解決したいなら、その原因を知っておくことも大切です。
今回は、メンズの毛穴トラブルの原因や毛穴トラブルの種類、正しい毛穴ケアについて紹介します。
メンズの毛穴トラブルの原因
男性が毛穴に悩む原因はいくつか存在します。
まず、女性と比べて男性は皮脂の分泌量が多い点です。男性ホルモンの活性化が皮脂の分泌に関係しており、皮脂が過剰だと毛穴の開きや角栓などの原因になることがあります。さらに、皮脂を放置すると、毛穴に汚れがたまって毛穴トラブルに発展するおそれもあります。
紫外線も毛穴トラブルの原因のひとつです。「紫外線ケアは面倒」「気にする必要はない」と紫外線ケアに取り組んでいない方もいるかもしれません。しかし、紫外線予防をしないと紫外線により肌がダメージを受け、肌トラブルを引き起こす可能性もあります。
皮脂や紫外線のほかには、喫煙や食生活などの生活習慣、加齢なども影響します。間違った髭剃りも毛穴トラブルにつながります。また、髭剃りによる肌ダメージが大きいと、肌が刺激を受けやすくなります。
髭剃りと肌荒れについては下記の記事でも詳しく紹介しています。
関連記事：髭剃り後の肌荒れは何が原因？ニキビやブツブツができたときの4つの対処法を紹介
メンズによくある毛穴トラブル一覧
メンズの毛穴トラブルでは、どのような悩みが多いのでしょうか。下記は、よくある毛穴トラブルを一覧にした表です。それぞれの特徴や原因を詳しく解説します。
| 開き毛穴 | 毛穴が開いた状態 |
| つまり毛穴 | 毛穴に皮脂などが詰まった状態 |
| 黒ずみ毛穴 | 毛穴に詰まった汚れが黒く見える状態 |
| たるみ毛穴 | 毛穴がたるんで下に伸びた状態 |
開き毛穴
開き毛穴は、毛穴がすり鉢状に広がった状態です。毛穴は正常な場合でも開いていますが、より大きく開いて目立つ状態を開き毛穴といいます。
開き毛穴ができやすいのは、皮脂の分泌が多い部分です。鼻や額など、Tゾーンと呼ばれる部分によく見られます。適切なケアをしないと、開きが深まり毛穴がより目立つようになります。
開き毛穴の主な原因は、皮脂の過剰分泌です。特に、皮脂の分泌が多い肌質の方は毛穴が開きやすい傾向にあります。肌の乾燥や紫外線ダメージによる皮脂の過剰分泌、スキンケアでの過剰な油分の補給なども原因です。
つまり毛穴
つまり毛穴は、皮脂や角栓などが詰まって毛穴が開いた状態です。黒ずみ毛穴の初期に見られる状態で、毛穴に詰まった角栓が白いブツブツのように見えます。
つまり毛穴は、開き毛穴と同じように皮脂の分泌が多い鼻などにできやすいです。皮脂などの汚れの蓄積、加齢による皮脂バランスの変化、スキンケアでの油分の与えすぎなどが原因として考えられます。
黒ずみ毛穴
黒ずみ毛穴は、毛穴が黒く見える状態です。よくあるのが角栓タイプで、つまり毛穴を放置することで起こります。
毛穴に詰まった汚れが酸化して、変色することで黒く見える状態です。黒ずみ部分はザラつきがあります。
角栓による黒ずみは、皮脂の詰まりや古い角質の蓄積物です。皮脂の過剰な分泌や紫外線などによるダメージ、ターンオーバー（代謝により古い角質層が剥がれて新しい角質層になること）の乱れなどを原因として起こります。
産毛が原因の黒ずみ毛穴もあります。産毛による黒ずみ毛穴は、髭が濃い方に多く見られる状態です。毛穴が詰まっている状態で産毛が正常に抜けなかったり、毛の断面が黒く見えたりすることで、黒ずみ毛穴の状態になります。
たるみ毛穴
たるみ毛穴は、肌がたるむことで縦に毛穴が大きく開いた状態です。毛穴が下に伸びるため、毛穴が目立って見えます。
たるみの原因は、肌の弾力の低下です。弾力のある肌は毛穴が引き締まっているため、毛穴の開きは目立ちません。しかし、肌のハリや弾力が失われたり、表情筋が衰えたりすると、毛穴を引き締められなくなり、毛穴も緩んでしまいます。
たるみ毛穴の主な原因は加齢です。加齢により肌にハリをもたらす成分を生成する細胞の働きが落ちたり、生成される成分の質が落ちたりすることで起こります。表情筋が使われないことによる筋肉の衰え、紫外線ダメージによる肌のハリを生み出す成分の減少も原因です。
メンズの毛穴ケアの方法
メンズの毛穴トラブルにはどう対処するべきか、4つの対策を紹介します。
洗顔で皮脂や汚れを取り除く
毛穴トラブルの改善のために、洗顔料を使って余分な皮脂や汚れを取り除きます。すでに毛穴の悩みを抱えている場合は、水だけの洗顔は避けましょう。水だけでは顔の汚れを十分に落とせない場合があります。
洗顔料は、しっかり泡立てて、泡で汚れを浮かせるようにして使用するのがポイントです。開き毛穴、つまり毛穴、黒ずみ毛穴ができやすい皮脂の分泌が多い部分は、特に意識して入念に洗います。
角栓が気になる場合は、クレンジングオイルもおすすめです。毛穴に詰まっている成分の多くは油分です。クレンジングオイルは油分が主成分のため、詰まった角栓になじみやすく、角質をやわらかくしてくれます。
化粧水や乳液で保湿する
毛穴のトラブルの主な原因は、肌の水分と油分のバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌や、肌ダメージなどです。毛穴トラブルを防止するには、化粧水や乳液で水分や油分を補い、肌を健やかな状態に保つことが大切です。
化粧水は、肌の水分を補います。製品にもよりますが、使用量の目安は500円玉程度です。必要に応じて、化粧水の後に美容液も取り入れましょう。美容液は、肌悩みに特化したスペシャルケアです。
化粧水や美容液を使ったあとは、水分の蒸発を防ぐために油分の含まれた乳液やクリームを使います。製品によりますが、乳液は10円玉程度、クリームはパール1粒程度が使用量の目安です。
肌の保湿は、肌が乾燥しやすい洗顔後や髭剃り後に行います。髭剃りのあとは、肌荒れ防止に役立つ保湿剤もおすすめです。
紫外線ケアをする
毛穴の開きやつまりなど、肌トラブルの原因になる紫外線のケアも重要です。
顔への紫外線ダメージは日焼け止めでケアします。パッケージに記載されている適量を手に取って、顔全体に塗り広げるようにして使います。日焼けしやすい鼻などから、顔の外側に向かって塗るのがムラなく塗るコツです。
また、日焼け止めの効果は時間が経つと落ちるため、数時間おきにこまめに塗り直すようにしましょう。
日焼け止めのテクスチャにもさまざまなタイプがあります。みずみずしいジェルや乳液タイプは、伸びが良いことから初心者にもおすすめです。毛穴が気になる方は、色付きタイプもあります。色付きのものを使用すれば、紫外線対策だけでなく、毛穴や青髭などの肌補正もできます。
生活習慣を整える
毛穴トラブルは、肌のターンオーバーの乱れなども関係しています。そのため、生活習慣の改善も毛穴の悩みの改善に役立ちます。
タバコが習慣化している場合は、喫煙習慣を見直しましょう。タバコは肌の弾力を作る成分にダメージを与えます。
バランスの良い食事、十分な睡眠時間の確保、皮脂分泌に影響する脂質の多い食事を控えることも大切です。
【NG】やってはいけない毛穴ケア
毛穴ケアで避けたいのは、ゴシゴシこする洗顔です。強い摩擦は、肌を傷つけるだけでなく、皮脂分泌にも影響を与えます。肌トラブルの原因にもなるため、洗顔は泡をうまく使って力任せにしないようにしましょう。
毛穴の汚れが気になるからといって、1日に何度も洗顔するのも良くありません。洗顔のやりすぎは必要な皮脂まで洗い流してしまいます。1日1～2回を目安に洗顔するようにしましょう。
毛穴の角栓が気になるからといって、無理に押し出すのも良くありません。指やピンセットで角栓を無理に出すと、毛穴の開きが悪化するおそれもあります。
まとめ
メンズの毛穴トラブルには複数の原因があります。毛穴ケアのためには、皮脂を過剰に分泌させないことのほか、肌を必要以上に傷つけないことも大事です。
肌へのやさしさを考えるなら、髭剃りも見直してみてはいかがでしょうか。HENSON SHAVINGは、刃の露出を限りなく抑えつつも、適度な角度により、しっかり剃れるのに肌を傷つけない精密構造が特徴です。替え刃のコストパフォーマンスも良く衛生的に使えます。
公式LINEでは最新情報などを配信しているので、お気軽にご登録ください。
