あなたはどれが似合う?顎(あご)髭の種類と正しい整え方を紹介

カミソリ
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「顎髭をどう整えれば良いのかわからない」「デザインや形に失敗して不自然な印象になってしまう」など、顎髭のお手入れに悩む方は多いのではないでしょうか。清潔感のある魅力的な顎髭を作るには、自分に合ったデザインを選び、適切な手順で整えることが重要です。

今回は、あなたに似合う顎髭の選び方から、プロ直伝の整え方まで詳しく紹介します。毎日のお手入れに悩む方は、ぜひ最後までご覧ください。

顎髭が似合う方・似合わない方

顎髭は男性の印象を大きく左右する重要な要素です。似合う方と似合わない方ではその印象がまったく異なるため、自分に合ったスタイルを見極めることが大切です。

ここでは、顎髭が似合う方と似合わない方の特徴を詳しく解説しますので、自分に合った顎髭スタイルを見つける参考にしてください。

顎髭が似合う方の特徴

下記では、顎髭が似合う方の特徴を4つ紹介します。

清潔感がある

顎髭が似合うかどうかは清潔感が大きなポイントです。髪型や服装が整っていて肌が綺麗な方は、髭を生やしても不潔な印象を与えることなく、おしゃれの一部として認識されます。特にスッキリしたヘアスタイルや清潔感のあるスーツスタイルと顎髭は相性抜群です。清潔感は顎髭だけでなく、服装や言動など、あらゆる面を意識することで高められます。

顔の彫りが深い

目鼻立ちがはっきりとした顔の彫りが深い方は、顎髭がバランス良くなじむ傾向があります。顎髭の存在感に負けることなく、むしろその個性が引き出されるでしょう。

例えば、目鼻立ちがはっきりしている、いわゆる「顔が濃い」と言われるタイプの方は、顎髭が似合いやすいでしょう。

肌の色が黒い

日焼けなどで小麦色の肌や、もともと色黒の方は、顎髭が似合いやすい傾向にあります。黒い顎髭と肌のコントラストが自然なため、バランスの取れたワイルドな印象を与えるためです。

色白の方が顎髭を生やすと、青髭も目立ちやすくアンバランスに見えることがありますが、肌の色が黒い方が顎髭を生やすことはセクシーでダンディな印象を演出できます。

髭が均等に生える

顎髭が左右対称で均等に生えていることも、似合う方の特徴のひとつです。均等に生えている髭は、お手入れがしやすく、見た目も綺麗な印象を与えます。

また、口元や頬・顎など、部分的に髭が綺麗に生えている場合も、おしゃれな顎髭に仕上げやすいでしょう。

逆に、まばらに生えている場合はスタイリングが難しく、お手入れも大変になることがあります。

顎髭が似合わない方の特徴

下記では、顎髭が似合わない方の特徴を4つ紹介します。

痩せ型or肥満体型

痩せすぎや肥満体型の方は、顎髭が顔のバランスを崩してしまうおそれがあります。極端に痩せている場合は顎髭が強調されて輪郭が不自然に目立ち、肥満体型の場合は顔の丸みがさらに際立ってしまいます。

適度に引き締まった体型であれば顎髭に違和感がなく、自然な印象を与えるでしょう。

中性的な顔立ち

中性的な雰囲気の顔立ちの方は、髭が浮いて見えるため顎髭との相性はあまり良くありません。目が大きく輪郭が柔らかい方の場合、顎髭の男性的な印象とのギャップが大きくなりすぎてしまいます。

また、女性的な雰囲気の顔立ちに顎髭を組み合わせると全体的なバランスが崩れ、不自然な印象を与えかねません。目が大きく優しげな印象や丸みのある輪郭をもつ方が顎髭を生やすと、男性らしさと女性らしさでバランスを悪くし、違和感が生まれやすくなります。

肌の色が白い

肌の色が白い方は、黒い顎髭とのコントラストが強すぎて違和感が出やすく、全体的なバランスが取りづらくなりがちです。顎髭を生やすと不自然な印象を与えたり、どんなデザインを試しても浮いて見えたりすることがあります。

また、髭を剃った後の青髭も目立ちやすく、髭を剃っても肌の中の毛が透けて見え、清潔感を保つのが困難です。デザイン髭や無精髭など、さまざまなスタイルを試しても、色白の肌に顎髭はなじみにくいといえるでしょう。

髭が薄すぎる

髭が薄すぎる方は、顎髭を生やしてもボリュームが出ず、無理に伸ばしたような印象になりがちです。髭の毛が細かったり、生える範囲が限られていたりすると、無理に伸ばすことでかえって不自然な印象を与えてしまいます。

また、薄い髭は均一な長さに整えるのも難しく、清潔感のある仕上がりにするのが大変です。このような場合は短めに整えるか、思い切って剃り落とすスタイルの方が魅力的に見えることが多いでしょう。

【タイプ別】顔の形で変わる顎髭のデザイン

顎髭のデザインは、顔の形によって印象が大きく変わります。自分の顔立ちに合ったスタイルを選ぶことで、より魅力的な印象を作り出せます。

ここでは、顔の形別におすすめのデザインを紹介しますので、ぜひ自分の顔の形をイメージしながら読み進めてください。

四角・ベース顔

四角やベース顔は、顔の横幅が広くエラが張っているのが特徴です。この顔の形の方は、エラの強調を抑えるために顎髭にボリュームを持たせたスタイルがおすすめです。

フェイスラインの髭を短めに整え、代わりに口周りや顎にボリュームを持たせることで、エラの角ばりが和らいでバランスの良い印象になります。

口髭と顎髭を組み合わせたサークルタイプやロワイヤルなどのデザインを選べば、男性的な魅力を引き立てながら、顔全体をすっきりと見せられるでしょう。

面長顔

面長顔の方は、顔の縦幅が長いのが特徴で、横の広がりを意識したデザインが効果的です。横に広がりを持たせた口髭と適度な長さの顎髭を組み合わせることで、縦のラインを和らげ、バランスの良い印象を作り出せます。

顔の長さを目立たなくするコツは、もみあげを短めに整え、縦のラインを強調しすぎないように注意することです。

口髭と組み合わせる場合は、顎髭は細めのイカリ型のようにしたアンカーやコンチネンタルなど、横に広がりのあるスタイルを選びましょう。

丸顔

丸みのある顔立ちには、縦のラインを強調した顎髭デザインが似合います。顎先に向かって細くなるVラインを意識したデザインや、口髭と組み合わせたスタイル、顎髭のみのスタイルを選ぶことで、シャープな印象を演出できます。

例えば、顎髭のみを細長く整えたチンストラップや、顎先に角度をつけたゴーティなどがおすすめです。

卵形顔

卵形顔は、顔の縦横のバランスが良く、基本的にどんな顎髭デザインでも似合いやすい形です。シンプルな顎髭だけのスタイルから口髭と顎髭を繋げたコンチネンタル、さらには無精髭風の自然なスタイルまで、どんな形でも違和感なく決まります。

卵形顔の方は、清潔感は保ちつつ、自分の好みや見せたい印象に合わせて自由にデザインを選んでみましょう。

顎髭の適切な長さも知っておこう

ここでは、年代別におすすめの顎髭の長さを紹介します。顎髭は、長さによって与える印象は大きく変わります。それぞれの年代に合ったスタイリングのヒントをお伝えしますので、ぜひ自分らしい顎髭スタイルを見つけるための参考にしてください。

10~20代

10〜20代の若年世代には、2〜3mmの短めの顎髭がベストです。清潔感とフレッシュさを演出できるこの長さは、髭を整え始めたばかりの方でも扱いやすく、お手入れも簡単です。

また、ビジネスや就活シーンでも好印象を与えられ、青髭も目立ちにくいため、若い世代に最適な長さといえます。

30~40代

30~40代には、5~6mmの中程度の長さが理想的です。仕事でもプライベートでも違和感のないこの長さは、清潔感と男らしさを両立できます。

大人の余裕を感じさせる程良い存在感があり、女性からの印象も良いとされるこの長さは、社会的にも中核を担う30〜40代にぴったりです。

50代以上

50代以上には、7mm以上の長めの顎髭がよく似合います。年齢を重ねた男性特有の風格や貫禄を引き立てることができ、丁寧にお手入れをすれば紳士的で洗練された印象を演出できます。

ただし、この長さは清潔感を保つのが難しく、定期的なブラッシングやトリミングが欠かせません。清潔感を保つのに技術と経験が必要となり、髭のお手入れに慣れた上級者向けの長さといえるでしょう。

顎髭の正しい整え方

理想的な顎髭を作るには、正しい手順で整えることが大切です。長さを整え、肌を整えてから仕上げまで、基本的なステップを押さえて清潔感のある印象的な顎髭に仕上げましょう。

下記では、顎髭を美しく保つための正しい整え方を解説します。

顎髭の長さを整える

理想の長さに顎髭を整えるときは、コームでとかしながら、乾いた状態でハサミや髭トリマーを使ってカットします。このとき、いきなり短くせず、少しずつ長さを調整するのがポイントです。中央部分は長めに残し、サイドに向かって徐々に短くすることで自然な立体感が生まれます。

特に初心者は、まず全体を均一の長さにカットし、様子を見ながらサイドを短くしていくとバランス良く仕上がります。

肌と顎髭を温める

ぬるま湯で顔を洗い、余分な皮脂や汚れを落としましょう。その後、顎髭を柔らかくして剃りやすくするため、蒸しタオルなどで顎髭とその周辺の肌を十分に温めます。

蒸しタオルは、濡らしたタオルを電子レンジで30秒ほど温めるだけで簡単に用意できます。肌を温めることで毛穴が開き、髭も柔らかくなるため、後のシェービングがとてもスムーズです。

また、髭が柔らかくなることで肌への負担も軽減され、カミソリ負けも防ぎやすくなります。

関連記事:「今さら聞けない!髭剃りに蒸しタオルを使う理由は?

シェービング剤を塗る

カミソリや電気シェーバーを使う前に、シェービング剤を髭の生える範囲全体に丁寧に塗り込みます。剃り残しを防ぎ、肌へのストレスを最小限に抑えるため、均一に塗布することが大切です。

フォームやジェル、クリームなど、たくさん種類がありますが、乾燥肌や敏感肌の方は保湿成分が豊富な製品を選んでください。摩擦を減らしてスムーズな深剃りをするために、十分な量のシェービング剤を使いましょう。

無駄な髭を剃る

シェービング剤を塗ったら無駄な髭を剃っていきます。髭は部位によって硬さが異なるため、まずは柔らかい頬周りから剃り始めます。その後、シェービング剤を十分に浸透させ、顎周りへと移行しましょう。カミソリは髭の生える方向に沿って優しく滑らせるようにし、強く押し付けないことが大切です。

また、剃り残しに気づいたら同じ箇所を繰り返し剃らず、シェービング剤を塗り直してから剃り直しましょう。

肌に優しく、しっかりと剃りたい方には、HENSON SHAVINGがぴったりです。精密な刃の固定機構により、肌への刺激を最小限に抑えながら、美しい深剃りを実現できます。

また、HENSON SHAVINGでは、カミソリの使用感を確認できるお試しレンタルもご用意しております。「自分に合うか心配」という方はぜひご利用ください。

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アフターケアを行う

シェービング後はぬるま湯で顔全体を丁寧に洗い流し、アフターシェーブローションで肌を整えましょう。抗炎症成分が含まれた製品を使うことで、乾燥や肌荒れ・ヒリヒリ感を防げます。

また、カミソリに残った髭やシェービング剤は必ず洗い流し、風通しの良い場所で乾かすことで、次回のシェービングもスムーズに行えるでしょう。

まとめ

自分に合った顎髭スタイルを見つけるには、顔立ちや年代に合わせた適切なデザインと長さの選択が重要です。顔の形に応じて、四角顔なら顎髭にボリュームを、丸顔なら縦長のラインを意識するなどバランスの取れたデザインを選びましょう。

また、短い顎髭は清潔感やフレッシュな印象を相手に与え、長い顎髭はダンディな雰囲気を演出できるため、年齢に応じた長さに調節するのがおすすめです。

お手入れの際は、コームやトリマーで丁寧に長さを整え、シェービング前の準備を忘れずにしてください。

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