カミソリを使用した後、肌がかゆくなることがあります。いわゆる「カミソリ負け」と呼ばれる現象です。カミソリ負けで肌がかゆい、赤みが出る、と悩んでいる方は、使用方法を振り返ってみましょう。今回は、カミソリ負けによるかゆみで悩んでいる方へ、おすすめの対策と道具の正しい使い方を解説します。
カミソリ負けのかゆみを抑える方法
カミソリ負けになってしまったら、できるだけすぐに治したいですよね。ここでは、カミソリ負けを治す方法について4つ紹介します。
冷やす
カミソリ負けによって痛みやかゆみを感じているのは、患部が炎症を起こしているからです。炎症によって熱を持っている可能性があるため、冷やすのは有効な手段です。冷たいシャワーを患部に当てたり、濡らしたタオルを当てたりして冷やしましょう。保冷剤に当て布をして冷やすのもおすすめです。
カミソリ負けでは、特にかゆみに注意が必要です。カミソリ負けが起こると激しいかゆみを感じる場合があり、そこで掻きむしってしまうと症状が悪化して、跡として残る可能性があります。
かゆみを抑える方法としても冷やすのは効果的です。冷やすことで皮膚の温度を下げると、かゆみが落ち着きやすくなります。かゆみを感じたら絶対に掻かないようにして、すぐに冷やして対処を行いましょう。
なお、患部を冷やしすぎないように注意してください。氷や保冷剤を使って冷やし過ぎると皮膚をより刺激してしまい、カミソリ負けが悪化する可能性もあるのです。
保湿する
肌が乾燥すると、カミソリ負けによる炎症がより悪化してしまう可能性があります。患部を冷やした後は、ワセリンやクリームを使って保湿するようにしましょう。
ワセリンとは天然成分の石油が原料の保湿剤です。肌に塗ると油膜を形成し、水分の蒸発を防いでくれる効果があり、乾燥対策としておすすめです。ドラッグストアで購入できる「白色ワセリン」は、不純物の量が少なく、精製度が高いため肌トラブルを起こすケースも少ないでしょう。
また、化粧水を使うのも大切です。普段のスキンケアで化粧水を使っていない方は、肌が乾燥しやすい状態になっているかもしれません。カミソリ負けが起こっている間だけではなく、可能な限り毎日化粧水を使ったスキンケアを行いましょう。
化粧水でケアしているにもかかわらず乾燥してしまう場合があるため、ワセリンやクリームを重ね塗りして潤いを守るのも重要です。カミソリ負けが起こった際は、肌を保湿してみてください。
治療薬を使用する
カミソリ負けによる炎症は、市販の治療薬でも対処できます。そもそも、カミソリ負けによる炎症は傷への細菌感染が原因だと言われています。そのため、抗菌薬を使用して細菌の活動を抑制すれば、症状の改善が期待できるでしょう。
傷が悪化して膿んでいたり、ただれていたりする場合は、自己判断で治療薬を使用するとより症状が悪化してしまうかもしれません。このような場合は別のアプローチによる治療が必要になる可能性も高いため、皮膚科を受診し専門医に相談するようにしましょう。
肌に刺激を与えないようにする
カミソリによる刺激が繰り返されると、カミソリ負けによる炎症はどんどん悪化してしまいます。そのため、カミソリ負けを起こした箇所は、炎症が落ち着くまで髭を剃らないようにしましょう。
なるべく安静にしておけば、カミソリ負けは早く治りやすいです。掻いたり、カミソリを使ったりするなどの刺激を加えないようにしましょう。
しばらく刺激を与えないようにしてもカミソリ負けが治らない場合は、早めに皮膚科を受診してください。目安としては、2〜3日経過しても症状が改善しない場合は、皮膚科を利用するべきです。
カミソリ負けは予防できる
カミソリ負けを治す方法について紹介しましたが、髭剃りをするたびにカミソリ負けが発生していたら、ストレスは大きく肌へも負担がかかってしまいます。
そのため、カミソリ負けを治した後は、カミソリ負けの予防に視線を向けましょう。ここでは、カミソリ負けの予防法について詳しく解説します。
力を入れずに優しく剃る
毛を剃るときは、カミソリを肌へ当てる手に力を入れすぎないようにします。カミソリは肌の上に軽く当てる程度にして、余計な負荷をかけないように優しく滑らせましょう。毛の流れに沿ってカミソリを動かすと、自然な力で剃れます。
剃った後のジョリジョリした質感が気になる方の中には、深く剃ろうとカミソリの刃を肌に強く押し当てる方もいるのではないでしょうか。
刃を強く押し当てると、肌とカミソリとの間の摩擦が強くなります。毛のみならず皮膚も削り、カミソリ負けの原因となるため、力を入れすぎないことが大切です。
また、誤った方法で使用すると、刃でニキビやホクロなど突起物を削ぎ落としてしまうおそれがあります。カミソリ負け以外の怪我を避けるためにも、適度な力でのシェービングがおすすめです。
正しい向きと順序で剃る
カミソリの正しい当て方は、毛の流れに沿って動かす「順剃り」です。はじめに毛が生えている向きを確認して、毛穴から毛先の方向へ流すようにカミソリの刃を滑らせます。
順剃りでうまく処理するコツは、あらかじめ毛を立たせることです。カミソリを持っていないほうの手で皮膚を押さえて、そのままカミソリを動かす方向とは逆方向に手のひらで引っ張ると、肌から毛が立った状態になります。毛を立たせて剃れば、順剃りでも多くの毛を剃れます。
処理した後はいつもかゆくなるという方は、最初から毛の流れに逆らった「逆剃り」を行っているのではないでしょうか。逆剃りはしっかりと剃れる一方で、肌への負担が大きい方法です。カミソリ負けを予防するためには、逆剃りは極力控える必要があります。
清潔なカミソリを使用する
カミソリ負けは肌に負担がかかって起こります。例えば、カミソリの衛生状態も肌に負担をかける要因のひとつです。
カミソリが不潔な状態になっていると、切れ味が悪くなりやすいだけではなく、カビや菌が繁殖してしまう可能性もあります。特にお風呂場のような湿気の多い場所にカミソリを放置しておくと、菌が繁殖しやすいので注意しましょう。
菌が繁殖した状態のカミソリを使用すると、毛穴や小さな傷から菌が入り込み、炎症を起こしてしまうことがあります。付着した水分はしっかりと乾燥させて、湿気の少ない場所でカミソリを保管することが清潔さを保つコツです。
カミソリの刃を定期的に交換する
カミソリの刃は、繰り返し使用しているうちに本来の切れ味を失っていきます。本体と刃の間など隙間に汚れが詰まり、衛生面も悪くなるため、カミソリの刃は定期的な交換が必要です。
切れ味が悪くなると、同じ量・範囲の毛を剃るために、以前よりも強く押し当てなくてはなりません。何度も同じ部位に刃を当てる必要もあり、カミソリ負けするリスクが高まります。
カミソリが古くなった、あるいは切れ味が悪くなったと感じたら、すぐに刃を交換しましょう。商品や使用頻度によって多少の差はありつつも、1〜2週間程度が一般的な交換の目安です。
こまめに刃を交換すれば、切れ味が良く清潔なカミソリを維持でき、肌に負担をかけにくいお手入れができます。
シェービングクリームを使用する
シェービングクリームのようなシェービング剤を利用するのも、カミソリ負けの予防にはおすすめです。シェービングクリームは刃とカミソリの間のクッションのような役割を果たしてくれるため、肌への刺激を抑えてくれます。
また、シェービングクリームは髭を柔らかくして、剃りやすくしてくれるのもポイントです。髭が剃りづらい状態でカミソリを当ててしまうと、深剃りするために肌に強い刺激が加わってしまいます。
快適に髭剃りをするために、シェービングクリームは欠かせません。今までシェービングクリームなしで髭剃りをしていた方は、ぜひ使ってみてください。
髭剃り後のアフターケアを徹底して行う
髭剃りをした後は、肌のバリア機能が低下しがちです。この状態を放置すると、肌質が悪くなりカミソリ負けを起こしやすくなってしまいます。
カミソリ負けを治す際だけではなく、起こりづらい肌質をつくるためにも保湿は欠かせません。髭剃り後のアフターケアは徹底して行うようにしましょう。
髭剃りを朝にする方は、時間がなくてアフターケアが行えないと考えるかもしれませんが、カミソリを使った後はしっかり保湿を行うべきです。髭剃りは時間に余裕を持ってすることも、カミソリ負けを防ぐ上では重要なポイントだといえるでしょう。
医療機関に相談する
上記で紹介した方法を実践しても、カミソリ負けが起こってしまう場合があります。その場合は、肌質が原因でカミソリ負けが起こっているのかもしれません。そのため、カミソリ負けを防ぐためには根本的な肌質の改善を考えましょう。
まずは自身の肌質について詳しく知る必要があるため、医療機関に相談しましょう。カミソリ負けで悩んでいることを伝えれば、肌質を改善するためのアドバイスを行ってくれます。治療薬を処方してくれるケースもあるため、薬を活用しつつ肌質の改善を図りましょう。
「HENSON SHAVING」なら肌に優しく深剃りできる
カミソリ負けのリスクを軽減したい方には、HENSON SHAVINGがおすすめです。HENSON SHAVINGは肌への刺激を最低限に抑えつつ最適な剃り心地を保てるように設計された、精密構造のカミソリです。
刃の角度と露出は、0.005mmという公差で丁寧に製造されています。刃は接触角度が肌を傷つけにくい30度になるように設計されているうえ、0.033mm程度の露出でしっかり固定されています。刃のブレによる肌への刺激を抑えつつ、しっかりと深剃りできる理想的なフォルムです。
スタイリッシュな本体は、面倒なお手入れも不要です。使用後に水で丸洗いするだけで、細部のお手入れは刃を交換するタイミングで行う程度で済みます。
肌に優しく深剃りできるHENSON SHAVINGなら、カミソリ負けによるかゆみで悩んでいる方も安心してお使いいただけます。
まとめ
カミソリ負けとは、誤った方法によるシェービングや汚れた刃の使用によって、肌が炎症を起こしている状態のことです。毛は清潔なカミソリを使用して、正しい方法・向きで剃りましょう。万が一カミソリ負けが起こったときは、肌を冷やすなどの対策がおすすめです。
また、肌に優しいカミソリを選ぶことも検討しましょう。HENSON SHAVINGなら、肌に優しいタッチでしっかりと深剃りもできます。
