「顔の脂がすごい」「顔の脂を拭いてもきりがない」と悩みを抱える男性もいるのではないでしょうか。今回は、男性の顔の脂が増える原因や対処法について紹介します。
男性の顔の脂が多くなる原因
なぜ男性で顔の脂に悩む方がいるのか、顔の脂の量が多い主な原因を4つ紹介します。
原因1.女性よりも皮脂量が多いため
男性が顔の脂で悩みやすいのは、女性よりも男性のほうが皮脂の分泌量が多いためです。皮脂の分泌は、男性ホルモンが影響しています。男性ホルモンは、皮脂腺を活発化させるためです。
ある調査によると、男性は、女性の2倍もの皮脂が分泌されているといいます。特に男性の皮脂量の分泌が増加するのが、10代から20代にかけてです。その後も、高齢期に入るまで皮脂の分泌は活発に行われます。
顔のなかでも、Tゾーンと呼ばれるおでこや鼻辺りは、皮脂が多く分泌され、テカリの原因になりやすい箇所です。Tゾーン以外の皮脂の分泌があまり活発でない部分は、脂っぽさとは反対に、乾燥に悩まされることもあります。
原因2.生活習慣が乱れているため
顔の皮脂の量は、生活習慣も影響しているとされます。例えば、バランスの悪い食生活です。肉類や揚げ物など、脂質の多い食事を好む男性も多いでしょう。脂質の多い食事は、皮脂の分泌を活発化させる可能性があります。
脂質の過剰摂取だけでなく、栄養不足も原因のひとつです。健康な肌を維持するには、栄養バランスのとれた食事を摂取することも重要とされます。栄養バランスに偏りがあったり、栄養素が不足したりすると、皮脂の分泌に影響する可能性があります。
食事だけでなく、睡眠不足や運動不足も皮脂の分泌に影響を与えやすい要素です。いずれも男性ホルモンの分泌に関係しています。特に睡眠中は、肌の修復やターンオーバーが行われるため、十分に睡眠時間が確保できないと肌の状態にも影響します。
原因3.間違ったスキンケアをしているため
基本的に、顔への刺激は皮脂を増加させます。特に男性は、顔をタオルで拭くときに、強い力で顔をこする傾向にあります。これはバリア機能の低下を招き、肌の水分量を調整するために皮脂の分泌が増えるため、注意が必要です。
スキンケアをせずに放置するのも原因と考えられます。男性の間でもスキンケアの意識は高まってはいるものの、女性ほど浸透していないのが現状です。洗顔後の保湿ができていなかったり、紫外線ケアが不十分だったりすると、過剰な皮脂の分泌につながる可能性があります。
スキンケアをしていても安心はできません。例えば、化粧水のみで保湿ができていなかったり、スキンケアで肌を強くこすったりすると、さらに乾燥を促進させてしまいます。皮脂の過剰な分泌にもつながるため要注意です。
間違った髭剃りも皮脂の分泌が増える原因にあげられます。肌のダメージが多い方法で処理すると、肌に負担がかかり、カバーしようと皮脂の分泌が増えるためです。
原因4.実は肌が乾燥しているため
テカリとは正反対に思われる肌の乾燥も、顔の脂に悩まされる原因のひとつです。特に男性の場合、顔の表面は皮脂により脂っぽくなっているものの、内側は水分が不足して乾燥している可能性があります。
乾燥しているにもかかわらず、皮脂の量が多いのは、顔を保湿しようと過剰に皮脂が分泌されるためです。顔にかゆみがある場合などは、肌の乾燥が疑われます。
乾燥の原因として考えられるのは、エアコンの利用です。ほかにも、過度な洗顔による肌への刺激も乾燥を招く可能性があります。
男性の顔の脂量を抑える3つの対処法
男性の顔の皮脂が多い悩みは、どのように解決できるのでしょうか。顔の脂量を抑える3つの方法を紹介します。
生活習慣を見直す
食生活の乱れが影響していると考えられる場合は、食事の内容や栄養バランスを見直すことから始めましょう。
まず、皮脂の分泌を促す食べ物をとりすぎないことです。脂質の多い揚げ物やスナック、お菓子などの糖質の多い食べ物は摂取量に注意してください。
不足しがちな豆類や野菜、果物や魚など、栄養のバランスを考えて食事を組み立てるのもポイントです。間食は甘いお菓子ではなく、栄養価の高い食べ物に置き換えましょう。
睡眠不足を防止するのも重要です。仕事とのバランスで睡眠が不足している場合は、睡眠優先でライフスタイルを見直すことをおすすめします。
ストレスもホルモンバランスに影響しますので、放置しないようにしましょう。リラックスできる方法を見つけるなど、ストレスがたまらない生活を心がけることが大切です。
髭剃りで必要以上に刺激を与えない
男性の場合、髭剃りが毎日の習慣になっていることも多いのではないでしょうか。身だしなみとして髭剃りが必要でも、日々の髭剃りは肌への刺激になります。髭剃りをする際は、肌への負担があまりかからないよう、必要以上の刺激を与えないのがポイントです。
例えば、肌の負担を軽減できる手順で髭剃りをする方法が考えられます。髭を温めて剃りやすくする、シェービング剤を使用するなど、肌への摩擦を最小限に抑えましょう。
切れ味が良い刃で髭を剃るのもポイントです。切れ味の落ちた刃で剃り続けると、肌を傷つけたり、刃に付着した汚れが肌荒れの原因になったりすることもあります。肌への負担を考慮して設計されたシェーバーを使用するのがおすすめです。
「HENSON SHAVING」は、肌への負担を考えた設計の一枚刃シェーバーです。精密構造で刃の露出が少ないため、肌を傷つけにくくなっています。刃の露出が最小限であることで刃がたわみにくいため、少ない回数でしっかり剃れ、過度に肌に刺激を与えずに済みます。
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適度にスキンケアをする
皮脂は放置せずに、洗顔で落とすことが重要です。日中に分泌された皮脂は、夜の洗顔で落とすようにしましょう。
スキンケアも重要です。特に、乾燥肌で皮脂の分泌が多い場合は、正しいスキンケアで改善できる可能性があります。洗顔後は、化粧水やクリームなどで保湿を心がけましょう。
肌の乾燥を招く紫外線も、直接浴び続けないことが大切です。日焼け止めを使用する、帽子を着用するなどして、紫外線から肌を守るようにしましょう。夏以外の時期も紫外線は降り注いでいるため、年間を通したケアが必要です。
【逆効果】男性の顔の脂を増やしてしまうNG行動
良かれと思いやってしまいがちなNG行動を紹介します。
まず、1日に何度も洗顔することです。顔の脂が気になると、皮脂を落とそうと何度も洗顔する方もいます。1日に何回も洗顔すると、肌の乾燥を招き、かえって皮脂の分泌が増える可能性があるので注意しましょう。洗顔は、多くても1日に2回程度にとどめるようにします。
顔の脂が気になるからといって、何度も顔に触るのもNGです。手には雑菌がつきやすく、直接触れると顔の上で雑菌を増殖させてしまうおそれがあります。顔への刺激にもつながってしまうため、気になっても触りすぎないようにしましょう。
皮脂を拭き取るのにはあぶらとり紙が役立ちますが、これも肌に刺激を与えてしまうため、過度に使用するのはおすすめしません。テカリが気になるときだけに限定して取り入れましょう。
まとめ
男性の顔の脂がすごい原因として、女性よりも皮脂の分泌が多いことがあげられます。生活習慣や間違った肌のお手入れなども原因です。
顔の皮脂の多さに悩んでいる方は、肌への刺激を抑えることを意識しつつ、生活習慣や髭剃りの仕方、スキンケアなどを見直すことから始めてみましょう。
