ヘアオイルは髪の質感やツヤ感を引き出し、髪をパサつきから守るアイテムです。しかし、種類が多いため、選び方や適切な使い方がわからない方も多いでしょう。今回は、今さら聞けない、ヘアオイルの効果や選び方、使い方と使用タイミングまで詳しく解説します。
メンズヘアオイルに期待できる効果とは
ヘアオイルを使ってみたいけど、どのような効果があるのか気になりますよね。メンズヘアオイルには、大きく分けて「保湿」と「ダメージの補修」という2つの効果が期待できます。それぞれの効果について詳しくみていきましょう。
保湿効果
シャンプー後の髪は、水分を含んでキューティクルが開いた状態になっています。このときにヘアオイルを使うと、髪の内部に水分と油分がしっかりと浸透し、自然な潤いとツヤを与えてくれます。
さらに、髪の表面をオイルが優しく包み込むことで、内部の潤いを逃さない効果も期待できます。これは、ちょうど蓋をして中身を保護するようなイメージです。そのため、ドライヤーで髪を乾かした後も、補給した水分が蒸発せずに長時間潤いをキープできます。
ダメージの補修効果
ヘアオイルは、お風呂上がりに使用する洗い流さないトリートメントとしても重宝します。髪の内部にタンパク質などの必要な栄養成分を届けることで、健康的な髪の状態を保つサポートをしてくれます。
特に、紫外線や乾燥、頻繁なスタイリングなどで傷んだ髪に対しても、補修効果が期待できます。ダメージを受けた部分に栄養を届けることで、髪本来の健やかさを取り戻す手助けをしてくれるのです。このように、ヘアオイルを日々のヘアケアに取り入れることで、髪の健康維持と美しさの向上につながります。
メンズヘアオイルの種類
ヘアオイルには大きく分けて3種類があり、それぞれ特徴が異なります。髪質や目的に合わせて選ぶことで、より効果的なヘアケアができるでしょう。ここでは、動物性、植物性、鉱物性の3つを紹介します。
動物性|髪になじみやすい
動物性オイルは、その名の通り動物から採取されるオイルです。人間の髪の毛や皮脂に近い成分を含んでいるため、髪になじみやすいのが特徴です。
特に保湿力が高く、乾燥が気になる方におすすめです。髪の内部まで浸透して潤いを与えてくれるため、パサつきやごわつきでお悩みの方に適しています。
植物性|刺激やベタつきが少ない
植物性オイルは、さまざまな植物から抽出されたオイルです。代表的なものには、椿オイル、ホホバオイル、オリーブオイル、アルガンオイルなどがあります。
自然由来の成分のため、頭皮への刺激が少なく、敏感肌の方でも使用しやすいのが特徴です。また、ビタミンやミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれているため、傷んだ髪の補修効果も期待できます。ベタつきが少なく、さらっとした使用感も特徴です。
鉱物性|ハリやコシが出る
鉱物性オイルは、石油などの鉱物油を基礎として作られており、さまざまな機能性成分が配合されています。髪の内部までは浸透しませんが、髪の表面をコーティングしてくれます。
髪の表面に均一な膜を作ることで、指通りを良くし、美しい艶を演出できます。また、髪にハリやコシを与えたい方に適しており、スタイリングのしやすさも特徴のひとつです。朝のセットを長持ちさせたい方におすすめです。
メンズヘアオイルの使い方
ヘアオイルは正しい使い方を知ることで、髪のまとまりや艶を効果的に引き出すことができます。初めて使う方でも簡単に扱えるよう、つける場所や量、手順について詳しく解説します。
ヘアオイルをつける場所
ヘアオイルは髪の中間から毛先を中心につけるのが基本です。特に枝毛や乾燥が気になる部分には、丁寧にオイルをなじませましょう。
ここで重要なのが、髪の内側からオイルをつけるということです。外側から重点的につけてしまうと、髪がベタついて不快な仕上がりになってしまいます。指をすき間に入れて内側からつけることで、自然な仕上がりを実現できます。
ヘアオイルをつける量
ヘアオイルは「少なめ」が基本です。つけすぎてしまうと髪がベタついてしまい、せっかくのスタイリングが台なしになってしまいます。
髪の長さによって適量は変わってきますが、短髪の方は1〜2滴、ミディアムからロングヘアの方は2〜4滴を目安にしましょう。最初は控えめにつけて、足りないと感じたら少しずつ量を増やしていくのがおすすめです。
ヘアオイルのつけ方
まずは手のひらにヘアオイルを出し、両手で優しく伸ばします。このとき、手のひら全体と指先にまんべんなくオイルが広がるようにしましょう。
次に、指を髪に滑り込ませるように内側からオイルをつけていきます。このとき、一箇所に集中せず、全体に均一につけることを意識してください。最後に、髪全体を優しく揉み込むようにしてオイルをなじませれば完成です。
急いでつけるのではなく、丁寧になじませることで、髪の艶やまとまりが格段に良くなります。
メンズヘアオイルを使うタイミングはココがおすすめ!
ヘアオイルの使用タイミングは、効果を最大限に引き出すために重要なポイントです。特に初めてヘアオイルを使う方は、いつ使えばいいのか迷うかもしれません。そこで、おすすめの使用タイミングを詳しく説明します。
シャンプー後
最も一般的な使用タイミングは、シャンプーの後です。髪を洗い終わったら、タオルで優しく水分を拭き取ります。その後、完全に乾く前の少し湿り気が残った状態でヘアオイルを使うのがポイントです。
このタイミングでヘアオイルを使うメリットは2つあります。1つ目は、髪の水分を閉じ込めて保湿効果を高められること。2つ目は、これからのドライヤーによる熱ダメージから髪を守れることです。髪が濡れた状態で熱を当てると傷みやすいので、ヘアオイルで保護してからドライヤーを使うことをおすすめします。
ヘアセット前
朝のヘアセットの前もヘアオイルを使うのに適したタイミングです。まず髪をブラシでとかして、寝癖やもつれを解消します。その後でヘアオイルをつけることで、髪全体にツヤと潤いを与えることができます。
特にヘアアイロンやヘアコテを使う場合は、必ずヘアオイルで髪を保護しましょう。熱スタイリング器具による髪の傷みを防ぎながら、パサつきを抑えてしっとりとまとまった仕上がりを実現できます。
ヘアスタイリング時
ヘアオイルを使って、トレンドのウェットヘアスタイルを作ることもできます。使い方はとても簡単で、毛先を中心に髪全体にニュアンスをつけるようにオイルを揉み込むだけです。ナチュラルな濡れ髪風の仕上がりが、こなれた印象を演出してくれます。
スペシャルケア時
特別なヘアケアとしてヘアオイルを使う場合は、正しい付け方を覚えておくことが大切です。まず、手のひらに適量のオイルを出し、両手の平と指全体に均一に広げます。
次に、指を髪に滑り込ませるように内側から徐々にオイルをなじませていきます。最後に、髪全体を優しく揉み込むようにマッサージすることで、オイルが均一に行き渡り、髪の内部まで潤いを届けることができます。
まとめ
ヘアオイルを正しく使うことで、髪の健康と美しさを維持できます。ヘアオイルには3種類のオイルがあり、髪質や目的に合わせて選ぶと良いでしょう。使い方のポイントは、付けすぎないことです。また、シャンプー後、ヘアセット前、スタイリング時など、目的に応じて使用タイミングを選ぶことで、より効果的なヘアケアが可能です。まずは少量から試してみて、自分に合った使い方を見つけて、理想の髪質を目指しましょう。
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