髭剃りやムダ毛処理など、毎日使うカミソリですが「いつ交換したら良いのかわからない」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カミソリは日常的に使う消耗品だからこそ、頻繁に交換するとコスパが気になりますよね。できれば少しでも長く使いたいのが本音でしょう。
そこで今回は、カミソリの刃の適切な交換タイミングと、長持ちさせる秘訣を紹介します。
カミソリの刃は定期的に交換しよう
大前提として、カミソリの刃は定期的な交換が必要です。カミソリの刃は毛を剃るたびに摩耗しており、段々と切れ味が悪くなっていきます。
どれだけ高品質な包丁でも、研がずに使い続けると切れなくなるのと同様です。切れ味が落ちている実感がなくても、定期的に交換しておくのが安心です。
カミソリの刃を交換しないとどうなる?
カミソリの刃を交換せず切れ味が悪くなると、下記のような問題が起こる場合があります。
・同じ部分を何度も剃ってしまう
・肌トラブルを引き起こしてしまう
上記の問題について詳しく解説します。
同じ部分を何度も剃ってしまう
切れ味が悪いカミソリを使うと、なかなか髭が綺麗に剃り切れません。そのため、何度も繰り返し同じ部位を剃ることになり、余計な時間がかかる場合があります。朝の忙しいときに髭剃りに時間がかかると困る方も多いでしょう。
また、何度も同じところを剃っていると、徐々にシェービング剤が取れていきます。シェービング剤がなくなると、刃の滑りが悪くなって髭が剃りにくくなる、肌を保護できなくなるなどの問題も生じます。
肌トラブルを引き起こしてしまう
切れ味が悪いカミソリは髭が剃りにくいので、無意識に力が入りがちです。また、何度も同じところを剃ったりカミソリの刃が髭に引っかかったりする場合もあり、肌がダメージを受けやすくなります。
肌がダメージを受けると、その傷から雑菌が侵入してしまい、赤くなったり炎症を起こしたり湿疹ができたりと、肌トラブルが起こる場合があります。特に古いカミソリは雑菌が溜まりやすいので注意が必要です。
カミソリの刃の交換時期は約2週間が目安
カミソリの交換時期は、約2週間が目安とされています。一般的に約2週間で刃を交換するよう推奨しているカミソリが多く、月に2回程度が交換頻度の目安です。
とはいえ髭の太さや密度、硬さ、シェービングの頻度など、カミソリを使用する条件によっても異なるため、一概に2週間が正解とは言い切れません。
例えば毎日剃るなら1~2週間ごと、1日おきなら2~3週間ごと、週2回なら4~6週間ごとが目安といったように、使用頻度に応じてカミソリの刃を交換すべきか検討しましょう。
髭は個人差があるため交換時期に満たなくても摩耗が進んでいる場合や、反対に交換時期をオーバーしていてもそれほど状態が悪くない場合なども考えられます。
あくまで「2週間」(14回に1回)を交換の目安と覚えておき、目安にかかわらず「切れ味が悪くなった」「剃っていると痛みを感じる」など、剃り心地に変化が出てきたら交換しましょう。
交換時期のサインは?気を付けたい切れ味の変化
2週間に1回を目安に交換といっても、いつごろから使っているのか正確に把握し続けるのは難しいでしょう。
また使用頻度や毛の特徴などによっても異なるので、判断に困るかもしれません。
カミソリの切れ味によって交換時期を判断する方法もあるので、どのように切れ味が変わったら交換時期のサインなのか知っておきましょう。
髭が引っかかりやすくなった
髭が引っかかりやすくなったら、カミソリの刃を交換すべき頃合いです。
カミソリの刃先は鋭利に尖っているため、本来であれば少ない抵抗でスッと剃れます。力を入れなくても軽く皮膚に当てるだけで、滑らかに剃れるものです。
しかし刃が摩耗して切れ味が鈍ってくると、上手く剃れずに引っかかってしまうようになります。
抵抗が強くなるということは刃が摩耗している証拠なので、髭が引っかかって肌が引っ張られるような感触が出始めたら交換を考えましょう。
肌がヒリヒリする感覚が強まった
髭を剃り終わった後に、肌のヒリヒリとした痛みを強く感じるようになってきたら交換の目安です。
肌がヒリヒリする原因は複数ありますが、カミソリの切れ味が悪くなってきたことで無意識のうちに強く力を込めている可能性があります。
肌にカミソリを当てる際に強い力が込められると、肌への圧力が強まりヒリヒリしやすくなります。
強い力を込めないと今までどおり剃れないのであれば、切れ味が落ちてきている証拠です。
たとえ髭を剃れても使い続けるうちにどんどん肌を傷めてしまうので、刃を交換すべきタイミングだといえるでしょう。
同じ場所を何回も剃るようになった
同じ場所を何回も剃るようになったら、カミソリの刃を交換すべきかもしれません。
前述したようにカミソリの刃は鋭利なので、本来であれば一度でスッと髭を剃れますが、
使っているうちに刃が摩耗して丸くなっていきます。
目に見えないほどの小さな変化ではありますが、これが切れ味に影響して、何度も同じところを剃らないと綺麗に剃れなくなってきます。
剃っても剃り残しが出てしまうようになってきたら、刃が摩耗してほぼ末期に近い状態だといえるでしょう。
肌へ刃を当てる回数が増えるほど肌を傷めないのはもちろん、切れないことで力を込めてしまいやすくなるので、肌へのダメージが深刻になります。
同じ場所を何回も剃る必要が出てきたら、早急に刃を交換すべきだといえます。
カミソリの刃を少しでも長持ちさせる方法
カミソリの刃は定期的に交換すべきとはいっても、毎日使う消耗品だからこそ、少しでも長く使ってコスパを高めたいと思われる方も多いでしょう。
そこでカミソリの刃を少しでも長持ちさせる方法を紹介するので、間違った方法で使用していないかチェックしてみてください。
髭・ムダ毛を柔らかくしてから剃る
カミソリを使用する際は、髭やムダ毛を柔らかくしてから剃ると、カミソリへのダメージを抑えられます。
体毛のなかでも髭は特に硬いため、硬い毛を切るのは刃に負担がかかりやすく、刃こぼれの原因になります。
毛を濡らしたり温めたりすると柔らかくなるので、刃にかかる負担が軽減され、長持ちしやすくなるでしょう。
また摩擦が多いと刃の切れ味は鈍ってしまうので、摩擦を減らすためにシェービングクリームやフォームを使用するのもおすすめです。
シェービング剤には毛を柔らかくする成分が配合されているものもあるので、摩擦軽減とあわせて一石二鳥の効果が期待できます。
カミソリを綺麗に洗浄する
カミソリは使用後、綺麗に洗浄しましょう。
使用後のカミソリの刃には、剃った髭や皮脂、肌の角質などのカスが詰まっています。カスをそのまま放置すると切れ味が落ちるだけでなく、刃自体の耐久性をダウンさせます。
耐久性が落ちれば、通常より少ない回数で刃が摩耗しやすくなるので、使用後はぬるま湯や水などで、綺麗に洗い流しましょう。
湿気の少ない場所で保管する
洗浄後は、湿気の少ない場所で保管しましょう。
お風呂場や洗面台など湿度の高い場所に放置すると、錆びてしまいやすく、刃が傷んでしまいます。
このような場所は刃が錆びるだけでなく、雑菌が繁殖して不衛生な刃になってしまうので、なるべく乾燥した場所で保管しましょう。
ただし水気を拭き取るために、タオルで拭くのも厳禁です。
タオルで拭くと刃に施されているコーティングが剥がれたり、刃こぼれしたりして、刃が劣化する原因になります。
カミソリは自然乾燥、もしくはポンポンと軽く叩くようにして水分を取るのがおすすめです。
カミソリの刃の捨て方は?
カミソリの刃を交換した後に、どうやって捨てれば良いのかがわからず悩んでいる方も多いでしょう。そこで、カミソリと電動カミソリの刃の正しい捨て方を紹介します。
カミソリ
カミソリの替刃は、不燃ごみ・資源ごみとして捨てられるのが一般的です。ただし、自治体によってはルールが異なる場合があります。
また、金属製の替刃は不燃ごみ、プラスチック製の替刃は可燃ごみなど刃の素材で捨て方が変わるケースが多いため、必ず居住地の自治体のルールをチェックしましょう。
なお、カミソリの刃を剥き出しのまま捨てると、回収業者の方がケガをする可能性があり大変危険です。替刃を厚紙や布で包み、ガムテープでしっかりと固定してから捨てるようにしましょう。
刃が外せないタイプのカミソリの場合は、カミソリ全体を厚紙や布で包んでガムテープで固定します。さらにケガをする可能性があるものだとわかるように、「カミソリ 危険」などと書いておくと親切です。
電気カミソリ
電気カミソリの替刃は、通常のカミソリと同じく厚紙や布で包んでガムテープで固定し、「カミソリ 危険」などと記載して捨てましょう。
本体も処分する場合は、まず充電式電池を外してください。そして、本体は自治体のルールに従い不燃ごみや資源ごみなどとして処分します。
取り外した充電式電池は、家電量販店などにある充電式電池のリサイクルボックスに入れましょう。発火・爆発のリスクがあるので、絶対に充電式電池をごみ袋に入れて捨ててはいけません。
電池内蔵タイプで取り外せない場合は、自治体に捨て方を確認します。電気カミソリは小型家電リサイクル法の対象製品のため、家電量販店に回収ボックスが設置されている場合があるのでそちらを利用しても良いでしょう。
まとめ
カミソリはずっと使い続けられるものではなく、使うたびに少しずつ摩耗してだんだん切れ味が鈍くなっていきます。
切れ味が落ちると剃り心地が悪くなるだけでなく、肌へのダメージが増すためカミソリ負けのような肌トラブルを起こしやすくなってしまうので、定期的な交換が大切です。
とはいえカミソリは日常的に使う消耗品で、カミソリの刃が高価であるほどコストがかかってしまいます。
ランニングコストを抑えつつ切れ味の良いカミソリを使用したいなら「HENSON SHAVING」がおすすめです。
宇宙工学を活かした精密技術でしっかり刃が固定されてブレないため、肌への刺激を最低限に抑えながら深剃りできます。
刃ではなくカミソリ本体の性能が高いため、刃は市販の安いものでも大丈夫。1枚約30円で、1週間に一度刃を変えても替刃のランニングコストは1日約4~5円ほどです。
毎日使うことを考えると、HENSON SHAVINGは長期的にかなりお得なカミソリです。