カミソリ負けを改善するには?原因や予防法・対策を一挙に紹介

ボディケア
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カミソリ負けは、カミソリでシェービング後に起こる肌トラブルの総称です。剃った後に「肌がかゆくなった」「痛くなった」など、さまざまな症状が現れます。

肌トラブルは、肌が弱い人だけに限らず誰にでも起こる可能性があるので、日頃から予防しておくことが大切です。今回は、カミソリ負けの原因と予防方法を解説します。

カミソリ負けは皮膚が丈夫な人でも起こる肌トラブル!

カミソリ負けとは、カミソリによる髭剃り後の肌トラブルのことです。カミソリの刺激によって、肌にさまざまな症状が現れます。また、シェービング後の敏感になった肌のケアを怠ったり、ローションや熱湯で刺激したりすると悪化する場合があります。

なお、カミソリ負けはもともと肌が敏感な方だけに起こるものではありません。今までに肌トラブルがまったくなかった人でもカミソリ負けに悩まされる可能性があります。

カミソリ負けの主な症状

カミソリ負けの主な症状として、下記の4つがあげられます。

・赤くなりヒリヒリする
・痛み・痒みが出る
・ブツブツができる
・出血する

上記の症状が出る理由を解説します。

赤くなりヒリヒリする

カミソリ負けを起こすと、肌が赤くなってヒリヒリする場合があります。カミソリの刃によって角層がダメージを受けるためです。

角層とは肌の1番外側にある膜のようなもので、外部刺激から肌を守ったり肌の水分が蒸発しないようにしたりするバリアの役割を果たしています。

カミソリで角層がダメージを受けるとバリア機能が低下するため、ちょっとした刺激に反応したり肌が乾燥したりして、赤くなったりヒリヒリしたりするのです。肌のケアのために化粧水を塗るときにも、ヒリヒリする場合があります。

痛み・痒みが出る

先述の通り、カミソリで角層がダメージを受けると肌のバリア機能が低下してしまいます。すると、少しの刺激にも大きく反応してしまい、痛みや痒みなどの症状が現れる場合があります。

ブツブツができる

髭を剃った直後は問題なくても、少し時間が経った後にブツブツができることもあります。カミソリのダメージで肌のバリア機能が低下すると、肌の抵抗力も低下するためです。

肌に雑菌が入り込んだり増殖したりしやすくなり、ニキビや毛嚢炎(もうのうえん)などが発生してしまいます。

出血する

カミソリの刃が肌表面の凹凸に引っかかり、血管を傷つけて出血する場合もあります。特に髭の流れに逆らって剃ったときや、肌のコンディションが良くないときは出血しやすいので注意が必要です。

カミソリ負けの主な原因

カミソリ負けが起こる原因はどこにあるのでしょうか?主な原因を押さえておきましょう。

切れ味の悪い刃を使用している

切れ味の悪い刃を使用していると、肌を傷つけやすくカミソリ負けしやすくなります。

刃の交換を定期的に行い、しっかりとした切れ味を保つことで、カミソリ負けを予防し、肌への負担を軽減できます。安全かつ快適なシェービングのために、常に刃の状態に気を配りましょう。

不衛生なカミソリを使用している

不衛生なカミソリの使用は、傷口から雑菌の侵入を招くリスクが高まります。

「毎日カミソリを洗っている」場合でも、湿度の高い浴室などに置きっぱなしにすると、サビやカビが発生し衛生状態が悪化します。

清潔に保つためには、定期的に洗浄するだけでなく、適した保管場所に置くことも大切です。

滑りが悪い状態で剃っている

顔を濡らしただけや滑りが悪い状態で剃ると、髭が引っかかったり引っ張られたりして、肌への負担が増えます。

シェービング剤やクリームを使用することで、カミソリの刃がスムーズに滑り、肌への摩擦を軽減できます。しっかりとした準備とアフターケアを心がけることで、肌トラブルを防ぎながら快適な髭剃りを行うことができます。

皮膚を伸ばさず剃っている

皮膚を伸ばさずに剃ると、効率良く剃ることが難しくなります。そのため、何度も刃を当てる必要が生じ、結果的に肌への負担が増えてしまいます。

特にあごの下など、皮膚がたるみやすい箇所では、ピンと伸ばして剃らないとうまく剃ることができない場合があります。

カミソリ負けは「剃り方」が問題な場合もあるため、正しい使い方を学ぶことも重要です。適切な剃り方を習得することで、肌トラブルを防ぎながらスムーズな髭剃りができるでしょう。

カミソリ負けしないためには?肌への負担を抑える予防方法

カミソリ負けしないためには、肌への負担を抑えることが大切です。8つの予防方法を紹介するので、それぞれのポイントを押さえておきましょう。

プレシェービングする

まずはプレシェービングを行います。プレシェービングとは、肌の汚れを落としたり蒸しタオルで髭を柔らかくしたりなど、髭を剃りやすい環境を整えることです。

洗顔料を使って顔を洗い、肌の汚れや余分な油をしっかり落としましょう。汚れが付着していると、カミソリの動きが滑らかでなくなり、刃の劣化や肌への負担が増える原因となります。

次に、蒸しタオルを使って髭を柔らかくします。蒸しタオルを顔に当てることで毛穴が広がり、髭が柔らかくなるため、カミソリの刃がスムーズに通ります。また、髭に水分を与えることで、滑らかに剃れます。

シェービング剤やクリームを活用する

シェービング剤やクリームを活用して、刃の滑りを良くしましょう。

シェービング剤やクリームには、カミソリの刃から肌を守ってくれる緩衝材の役割があるため、カミソリ負けの予防に効果的です。

また水分を保持する効果もあるため、毛に水分を含ませ柔らかくすることで、肌への摩擦を少なくしてくれます。シェービングにも使用可能な泡で出てくる洗顔料もあり、一石二鳥でおすすめです。

正しい剃り方を覚えておく

正しい剃り方を覚えて、肌への負担を最小限に抑えることも重要です。

基本的に、毛の流れに沿って剃ることで肌への負担が少なくなります。したがって、自分の髭の生えている方向を確認し、毛の流れに合わせて剃るように心がけましょう。

剃り残しが気になる部分や剃りにくい部分だけは、毛の流れに逆らって剃る「逆剃り」を行ってください。これにより、綺麗に剃毛しつつ肌への負担を極力減らすことができます。

さらに、皮膚を伸ばして毛を立たせるのもコツです。カミソリを持っていない手で皮膚を優しく引っ張ると、毛が立ち上がり、剃りやすくなります。

カミソリを清潔に保つ

カミソリを清潔に保つことで、傷口からの雑菌の侵入を防ぎましょう。カミソリは使用後に汗や皮脂で汚れることがありますので、ブラシやクリーナーを使ってきちんと洗浄することが大切です。

また、カミソリの刃にサビやカビが発生しないようにするためには、乾燥した場所で保管することが重要です。

同様に、肌も清潔な状態が望ましいため、シェービングする前には洗顔後や入浴後などに肌を綺麗にしておくことをおすすめします。

肌に負担をかけないようにカミソリを使う

カミソリを使う際には、肌に負担をかけないように心がけましょう。力を入れずに優しく撫でるように剃ることが大切です。

また、刃の切れ味が鈍くなると同じ部分を何度も剃ったり、力を入れ過ぎたりして肌を傷めることがあります。刃の交換を定期的に行い、常に切れ味の良い状態を保つことが重要です。

カミソリの交換時期は商品ごとに異なるので、適切な時期に刃を交換するようにしましょう。

カミソリの選び方に悩んでいる方には、HENSON SHAVINGの一枚刃がおすすめです。HENSON SHAVINGはAS9100航空宇宙規格をもつ工場で精密に加工された一枚刃カミソリで、刃が固定されているためブレがありません。

肌への刺激を最小限に抑えることができるため、カミソリ負けのリスクを軽減することが期待できます。

関連記事:「自分に合った髭剃りの選び方は?快適な剃り心地を手に入れよう

髭を剃らず肌を休ませる

髭を剃らずに、肌を休ませるのも大切です。毎日髭を剃っていると、肌のダメージが蓄積します。

「休日は剃らない」「2日に1回剃る」など、髭を剃らない日を設けて皮膚を休ませてあげるのも、カミソリ負けの予防に効果的です。

アフターケアにも気を配る

シェービング後のアフターケアにも気を配りましょう。シェービング後の肌を保湿せずに放置していると、かさついたり炎症を起こしたり、毛穴が黒ずんだりする可能性があるため保湿は重要です。

化粧水やローション、ボディークリーム、アフターシェーブローションなどを塗って、肌に潤いを与えましょう。

日頃からしっかり保湿して、肌が乾燥しないよう気を付けていると、カミソリ負けしにくくなります。

カミソリ負けしたときの対処法

顔のカミソリ負けは目立つので、早く何とかしたいと思う方は多いでしょう。そこで、カミソリ負けしたときの対処法を紹介します。

冷やす

カミソリ負けで肌が赤くなったり痛みが出たりしているときは、肌に炎症が起こっています。まずは保冷剤や冷水に浸けて絞ったタオルなどを使い、患部をしっかり冷やしましょう。

また、カミソリ負けが気になるからといって触り過ぎると跡が残りやすくなるので、むやみに触らないようにすることも大切です。炎症が落ち着くまでは、髭剃りも控えるようにしましょう。

保湿する

カミソリ負けが起きている肌は、バリア機能が低下していて乾燥しやすい状態です。患部をしっかり冷やした後は、スキンケア用品を使って保湿しましょう。高保湿ローションや白色ワセリンなど、保湿力が高いものを使うのがおすすめです。

市販薬を使用する

症状がひどい場合は、カミソリ負けに効果がある市販薬を使用することも考えてみましょう。抗生物質が配合された塗り薬を使うと、炎症の悪化防止に役立ちます。どれを選んだら良いのかわからない場合は、薬剤師に相談してみましょう。

皮膚科を受診する

患部が膿んでいたり薬を使っても症状が落ち着かなかったりする場合は、皮膚科を受診しましょう。

放置して症状が悪化すると治療に時間がかかったり、色素沈着を起こして綺麗な肌に戻すのが難しくなったりする可能性があります。

まとめ

カミソリ負けはカミソリの状態や剃り方が原因で、肌が傷ついたり雑菌が侵入したりすることで発生します。

肌への負担を抑えられるように、上記8つの予防方法を実践してみてください。

カミソリ負けしにくいカミソリをお探しの方には、HENSON SHAVINGがおすすめです。

精密加工により刃がしっかりと固定され刃がブレないため、肌への負荷を軽減してくれます。

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