正しいカミソリの洗い方とは?汚れが取れないときの対処法も解説

カミソリ
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カミソリを使用するとき、刃先のすき間に入り込んだ毛やシェービングクリームなどを取り除くために洗面台にたたきつけたり、水洗いしてタオルで拭いたりしている方はいませんか。カミソリは快適なシェービングができるよう精密に設計されているため、誤ったメンテナンスをすると剃り味が悪くなってしまいます。

今回は、カミソリの正しい洗い方や毛詰まりの対処法について紹介します。剃り味の良さを長く実感できるよう、洗い方を見直していきましょう。

正しいカミソリの洗い方

カミソリの正しい洗い方は下記の手順で行います。洗い方を間違えると、刃先にダメージを与えてしまい、剃り味が悪くなることがあります。日々のメンテナンスの仕方を見直し、正しい洗い方で清潔な状態をキープしましょう。

1.水ですすぎ洗いをする

水でカミソリの刃を十分にすすぎます。カミソリを左右に振って、さまざまな角度から洗い流すと良いでしょう。ぬるま湯を使用すると、カミソリに残った髭の毛や皮脂を洗い流しやすくなるのでおすすめです。ただし、熱湯はプラスチックのパーツが変形する可能性があるため避けましょう。

多くの場合、軽く洗い流すだけで刃先は綺麗になります。毛や残っているシェービングクリーム、刃についたべとべとした汚れをすすいで洗い流しましょう。

また、基本的なことですが、すすぎ洗いはシェービング中にこまめに行うことも大切です。刃についた毛や汚れを落とさないままシェービングをしていると刃への負担が大きくなり、切れ味も落ちてしまいます。ひと剃りごとにすすぐと、快適な剃り心地をキープしながら肌への負担を軽減させることができます。

2.余分な水分を落とす

水で十分にすすいだ後、カミソリの刃を軽く振って余分な水分を落とします。このとき、強く振りすぎないように注意しましょう。水分をしっかり落とすために強く振ると刃先に損傷を与え、剃り味が悪くなることがあります。

3.カミソリをしっかり乾かす

余分な水分を落としたら、カミソリの刃を完全に乾かします。

湿気のあるお風呂場や洗面所に放置するとサビや細菌の繁殖の原因になるため、通気性の良い場所に置きましょう。カミソリスタンドを使用するのもおすすめです。

4.汚れが落ちているか再度確認する

乾いた状態で、もう一度刃と刃の間やカートリッジの裏側を確認し、綺麗な状態になっているかどうかチェックしましょう。

確認して汚れが残っていた場合は、1〜3を繰り返します。

5.自然乾燥させる

カミソリの水気を切り、湿気が少なく風通しの良いところで自然乾燥させます。カミソリがすぐに劣化する原因は、浴室や洗面所の収納内など、湿気があり風通しが良くない場所に置きっぱなしにしているからといえます。

カミソリの刃は、水分に長時間触れているとサビが発生します。刃がサビるとカミソリの切れ味が悪くなり、何度も同じ場所を剃ると肌にダメージを与えかねません。カビや雑菌が繁殖すれば、使用するたびに肌の傷に入り込むリスクも考えられます。

切れ味をキープするのみならず、肌を守るためにも、カミソリを洗った後は風通しの良い場所で自然乾燥させることが大切です。

取り外しできる部分は分解して乾燥させると、本体との接続部分に水気が残る心配もありません。

カミソリの汚れが取れないときの対処法

先ほど紹介した洗い方を実践しても、毛詰まりや汚れがなかなか落ちない場合はどうしたら良いのでしょうか。カミソリの刃先は精巧につくられているため、無理に毛詰まりを取ろうと強い力を与えると損傷につながりかねません。ここでは、毛詰まりや汚れがなかなか取れないときの正しい対処法について詳しく解説します。

タオルに刃を当てて滑らせる

カミソリの刃に毛詰まりや汚れがある場合、タオルに刃を軽く当てて前方向に軽く滑らせましょう。3重くらいに折ったタオルで軽く拭き、力を入れすぎないように注意します。前方に2cm程度動かすのを数回繰り返すと、中に入り込んだ小さな毛が取れることがあります。

クリーニングブラシや歯ブラシを使う

カミソリの刃に汚れが詰まってどうしても取れない場合は、使わない歯ブラシや小さいクリーニングブラシを使用しましょう。ブラシは刃に平行になるように当てて、優しく動かしてください。強く力をいれると刃を傷つける原因になるため、十分注意しましょう。その後、洗面器に水をはり、刃を再び軽くふり洗いして乾燥させます。

アルコールで消毒する

水で毛詰まりは解消できても、刃に付着している細菌が取れているか不安という場合は消毒用アルコールを使用しましょう。消毒用アルコールには殺菌作用があるため、蓄積した汚れも分解されやすくなります。

小さな容器にアルコールの刃が浸かる程度の消毒用アルコールを入れ、カミソリを前後に振るだけで効果が期待できます。頑固な汚れがある場合は、5~10分程度浸しておきましょう。

その後、余分なアルコールを軽く振って落とし、通気性の良い場所に置いて乾燥させます。

カミソリのメンテナンスで避けるべきこと5つ

カミソリのお手入れで避けるべきことはどのようなことなのでしょうか。誤ったお手入れをするとカミソリの劣化にもつながるため、お手入れの注意点を5つ確認していきましょう。

1.毛詰まりが解消しないまま放置する

カミソリの刃に毛や皮脂が残ったまま放置すると、耐久性が損なわれ、カミソリの寿命が格段に短くなってしまいます。また、汚れが蓄積すると刃が詰まりやすくなり、剃り味が悪くなります。鈍い刃は肌に刺激を与え、剃りムラや肌荒れの原因になるため、汚れは必ず綺麗に洗い流しましょう。

2.乾燥させないまま放置する

湿気が刃に残ると、細菌が繁殖しやすくなるため注意が必要です。目に見えないカビが繁殖する可能性もあります。不衛生な状態のままシェービングすると肌の炎症やブツブツとした赤いニキビなどのリスクが増えるため、使用後は必ず水分をしっかりと拭き取り、カミソリをしっかり乾燥させましょう。

定期的なメンテナンスを行い清潔な状態を保つことで、カミソリの寿命を延ばすことができます。

3.カミソリを洗面台に叩いて毛を落とす

よくある間違ったメンテナンス方法が、カミソリを洗面台に叩きつけて毛を取り除くことです。水で洗うよりも簡単に毛を落とすことができるため、実際にしている方もいるのではないでしょうか。

洗面台にカミソリを叩きつけると、精巧に作られているパーツを傷めるおそれがあります。シェービング中は必ず水で汚れを洗い流すようにしましょう。

4.タオルでカミソリの水気を拭く

洗った後のカミソリを早く乾燥させようと、タオルやティッシュなどで強く拭くのは避けましょう。これも刃が痛む原因になります。軽く振って余分な水分を落とした後は自然乾燥が基本です。

汚れを取るポイントとしてタオルで拭く方法を紹介しましたが、この際もなるべく優しく、滑らせるのは2cm程度に留めることが大切です。

カミソリのお手入れは注意して行い、正確な剃りと快適な使用を維持しましょう。

5.ずっと同じ刃を使い続ける

カミソリの刃は、消耗品です。使うたびに劣化していくため、定期的に交換する必要があります。無理に同じ刃を使い続けていると、肌に大きな影響が出ます。

前述の通り、カミソリは湿気でサビることがあります。ほかにもコーティングが剥がれて切れ味が悪くなる場合もあり、交換せずに使い続けると無駄な力を加えて剃らなくてはなりません。

必要以上に力を込めて剃ると、髭のみならず肌の表面も傷つけます。剃り残しも発生しやすく、強い力で何度も同じ場所を剃ることとなり、肌に大きな刺激を与えるおそれがあります。

カミソリの一般的な交換時期の目安は、約2週間です。ただし、髭の太さや密度、硬さ、シェービングの頻度、使用条件によって多少変化します。

毎日剃る方は1~2週間を目安に、1日おきの使用なら2~3週間ごと、週2回しか剃らない場合は4~6週間と、使用頻度に応じて交換時期を調整しましょう。

【補足】カミソリやシェーバーの刃の捨て方

カミソリやシェーバーの刃は、劣化して切れ味が低下していても、そのまま捨てることはできません。裸のままゴミ袋に入れると、回収業者の手や指を傷つけるおそれがあるためです。

カミソリやシェーバーの刃を捨てるときは、必ずガムテープや厚紙で刃を覆い、中身が出ないようにして捨てましょう。中身がわかるように「カミソリ・シェーバーの刃」と明記しておくと、親切です。

ゴミの分類は、自治体のルールに従います。どの分類で捨てるか、いつ捨てられるのかといった決まりは各自治体によって異なるため、必ず事前にお住まいの地域のゴミ出しルールを確認してください。

カミソリの刃を交換するタイミングについて詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。

カミソリの交換時期の目安は?替えずに使うデメリットとは

洗いやすいカミソリなら「HENSON SHAVING」がおすすめ

お手入れの負担を軽減する方法として、洗いやすいカミソリの使用がおすすめです。HENSON SHAVING」は、メンテナンスの手軽さと剃り心地の良さを両立させたカミソリです。

カットした毛やシェービングクリームはカミソリの裏側の溝を通って自然に排出される構造になっているため、メンテナンスが負担になりません。目詰まりしない分、一般的なカミソリよりもすすぎの回数が少なく済みます。

使用した後は水ですすいで、風通しが良く乾かしやすい場所に置いておくだけです。

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まとめ

カミソリを正しく洗うことで切れ味が良い状態を長くキープできます。

お手入れが面倒になり目詰まりしたままシェービングすると切れ味が悪くなり、何度も同じ部分を剃ることになるでしょう。肌に直接刃が当たる時間が長くなればなるほど、カミソリ負けや肌荒れの原因にもなりますので、日頃から正しいメンテナンスをすることが大切です。

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