髭剃り後の肌荒れは何が原因?ニキビやブツブツができたときの4つの対処法を紹介

カミソリ
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毎日の髭剃りは肌に負担がかかるため、炎症や切り傷に悩まされる方もいるのではないでしょうか。特に肌が弱い人は、カミソリ負けが頻繁に起こることでしょう。

肌が荒れるとかゆみや痛みが出て非常に不快ですよね。それでは、髭剃りによる肌荒れは何が原因なのでしょうか。今回は肌荒れの原因と対処法についてご紹介します。

髭剃り後にできる肌荒れの種類

髭剃りによる肌荒れにはいくつかの種類があります。赤みやかゆみ、ニキビなど身に覚えがある人もいるのではないでしょうか。ここでは、髭剃り後にできる肌荒れの種類について詳しく解説します。

赤みやかゆみ

肌の赤みやかゆみは、炎症や毛細血管の拡張によるものが考えられます。雑菌などが肌に侵入したときに体内の免疫システムが反応して炎症部分に免疫細胞を集めることで赤みが現れます。

また、肌へのダメージは皮膚を守るバリア機能が低下します。正常にバリア機能が動かなければ、少しの刺激も敏感になり、かゆみを覚えることもあるのです。

ブツブツやニキビ(尋常性毛瘡)

髭剃り後にブツブツやニキビができる場合は、尋常性毛瘡(じんじょうせいもうそう)の可能性も考えられます。尋常性毛瘡は一般的に「ニキビ」といわれる皮膚トラブルのひとつです。ニキビは、毛穴に皮脂や角質が詰まり、炎症を起こしてブツブツや赤みが現れます。

髭剃りをしてニキビができるのは、乾燥した肌や髭剃り後の炎症が毛穴を詰まらせるためです。

髭剃り後に肌荒れが起こる原因とは?

髭剃り後に肌荒れが起こるのは、炎症や乾燥によるものが多くなっています。なぜ髭を剃るとそのような状態になってしまうのでしょうか。ここでは肌荒れが起こる原因について解説します。

カミソリの刺激で起こる炎症によるもの

カミソリは刃が直接肌に当たるため、肌表面に細かな傷がつき、そこから細菌が侵入することで炎症を引き起こします。これが肌荒れの主な原因です。

髭剃り後はカミソリによる摩擦や肌への刺激によって、通常時よりも肌のバリア機能が弱まります。そのため、肌についた細かい傷から黄色ブドウ球菌などの細菌が侵入しやすく、肌荒れが起こるのです。

髭剃り後の乾燥によるもの

髭剃り後に肌荒れが起こるもうひとつの原因は、乾燥によるものです。カミソリの刃が肌表面の角質を削るため、肌の水分や保湿成分が失われてしまい、肌が乾燥しやすくなります。

肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、ウイルスや菌、花粉など、普段は皮膚から入ってこない異物が侵入しやすくなります。それらが炎症を引き起こすため、赤みやかゆみなどの肌荒れが起こることがあるのです。

髭剃りで肌荒れが起きたときの対処法

髭剃りで肌荒れが起きたときは、これまでどおりに髭剃りを続けるのはおすすめできません。また、治るまで何もせずに放置するのもNGです。何もケアをしないことは肌荒れが長引く原因にもなってしまうので、肌荒れが起きたときは早く治るように対処しましょう。

ここでは、肌荒れが起きたときの対処法を4つ紹介します。

1.しばらく髭剃りを控える

髭剃りで肌荒れが起きた場合、髭剃りを一時的に控えることが大切です。肌荒れが起きている状態での髭剃りは、炎症を起こしている部分にさらなる刺激を与える恐れがあります。

そうすると、悪化したり、治りが遅くなったりするので、しばらく髭剃りを休止して肌を休めましょう。肌の状態が安定するまで髭剃りを控えることで、炎症を悪化させずに自然に回復させることができます。

2.化粧水などを使って保湿ケアをする

髭剃りを控えるだけでなく、化粧水などの保湿アイテムを使って適切な保湿ケアを行うことも重要です。

肌荒れしているときは肌の水分量が不足していることが多いため、保湿ケアが欠かせません。化粧水や保湿クリームを使用して肌に潤いを与えることで、角質層が修復されます。そうすると肌のバリア機能も修復するので、炎症や乾燥による肌荒れが改善できるのです。

3.抗炎症成分を含むクリームやジェルを使用する

肌荒れに対しては、抗炎症成分を含むクリームやジェルを使用すると効果的です。肌荒れは炎症が原因となって起こることが多いため、このようなアイテムを使用することで炎症を鎮めることができます。

抗炎症成分としておすすめなのが、アロエベラエキスやカミツレエキス、グリチルリチン酸などが含まれる製品です。これらの成分は、肌の赤みや腫れを抑え、皮膚の修復を助けてくれる効果が期待できます。

4.改善されなければ薬を使用する

保湿やクリームの塗布などで肌荒れが改善されない場合は、薬の使用も検討しましょう。肌荒れ用の薬は市販でも販売されていますが、長期間改善されない場合や症状がひどい場合は、皮膚科を受診するのがおすすめです。病院で薬をもらった場合は医師の指示に従って適切に使用しましょう。

肌荒れしない髭剃りのやり方

ここまでで肌荒れの原因や肌荒れ後のケア方法などを紹介してきました。そもそも肌荒れをしないためには、どのように髭剃りをすれば良いのでしょうか。ここでは肌荒れを予防する5つの方法を紹介します。

1.髭剃り道具を清潔に保つ

髭剃りの道具を清潔に保つことは、肌荒れ防止に不可欠です。髭剃りを行う前に、カミソリや電動シェーバーなどの髭剃り道具を清潔に保っておきましょう。

定期的に洗浄し、除菌することで、肌への刺激や黄色ブドウ球菌などへの感染リスクを減らすことができます。また、刃や刃先を鈍らせないように定期的なメンテナンスも大切です。

2.ぬるま湯やホットタオルで髭を柔らかくする

肌荒れを防ぐための正しい髭剃りのやり方として、ぬるま湯やホットタオルを使って髭を柔らかくする方法があります。髭を柔らかくすることで、剃りやすさが向上し、肌への負担を軽減することができるのです。

蒸しタオルは、濡らしたタオル軽く絞り、ビニール袋に入れて電子レンジで30秒温めるだけで用意できるので、誰でも簡単に試すことができます。例)温めたフェイスタオルは大変熱くなっているため、火傷しないよう十分お気をつけください。

3.髭剃り時はシェービング剤を使う

髭剃り時にはシェービング剤を使用することが大切です。シェービング剤を使用することで、髭が柔らかくなり、肌への刺激が軽減されます。

また、シェービング剤は髭を立ち上げる効果もあるため、髭剃りの際により滑らかな剃り心地が実現できるのです。さらに、シェービング剤には保湿成分が含まれているものが多く、肌の乾燥を防ぐ効果も期待できます。

4.優しく顔にそってカミソリを動かす

髭剃りをするときには、カミソリを顔に沿って優しく動かすことが大切です。力を入れ過ぎるとけがをする恐れもあるので、優しく、軽い力でカミソリを顔に滑らせるように行いましょう。

剃る方向にも気を配ることが大切です。髭の生えている方向に逆らわずに剃ることで肌への負担を軽減できる、髭に逆らわずに優しく滑らせましょう。顔の曲線に沿って滑らせるよう心掛けると、剃りムラを防ぐこともできます。

5.肌の保湿をする

肌荒れを防ぐには、髭剃り後に肌の保湿をしっかりと行うことが大切です。保湿剤や化粧水を使用し、肌に水分と栄養を補給することで、肌の乾燥を防ぎましょう。乾燥は肌にとって大敵なので、保湿を意識するだけでも肌荒れ予防に効果が期待できます。

特に髭剃り後の肌を落ち着かせる成分を含むアフターシェーブローションや保湿クリームなどを選ぶと効果的です。自分の肌に合うものや、肌への刺激が少ない製品を選びましょう。

また、保湿クリームやアフターシェーブローションを使うときは、肌をこすらないように塗布することも大切です。肌は摩擦に弱いので、せっかく保湿しても摩擦が肌荒れにつながってしまう恐れもあります。ゆっくり優しく染み込ませるように保湿しましょう。

まとめ

髭剃り後の肌荒れは、カミソリが直接肌に当たることによって生まれた傷や乾燥による炎症が引き起こしているものです。肌荒れが起こってしまったらそのまま放置せず、しばらく髭剃りを控えたり、化粧水やクリームなどのアイテムで保湿・抗炎症ケアをしたりしましょう。どうしても改善しない場合は皮膚科医に相談し、医師の指示に従って適切な処置を行いましょう。

また、髭剃りによる肌荒れを防ぐには、肌に負担をかけないカミソリを選ぶことも重要です。「HENSON SHAVING」なら、肌への負担を最小限に抑えながら深剃りできるので、肌荒れを気にしている人も使いやすくなっています。

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